近年、画面録画を使ったゲーム実況動画などをよく見かけるようになりました。しかし、よく見かける割に、やり方や使い方が分からないという方も多いのではないでしょうか?
私も以前までは全くやり方がわからず、とりあえずアプリを一つインストールしてみたけど、うまく使えない。また、どのアプリが最もいいのかが分からないなど、たくさんの悩みがありました。
そこで、今回はそんな人達の悩みを解決すべく、画面録画を音ありでする方法と共に実際の手順まで徹底解説していきます。
画面録画を音ありで行うことはスマホの初期機能でできる?
画面録画と聞いてまず思いつくのはアプリではなく、スマホの初期機能により録画することだと思います。初期機能であればお金もかかりませんし、手順もアプリより簡単です。
では、スマホの初期機能で画面録画を音ありで行うことはできるのでしょうか?それは機種によって異なりますが、基本的には可能です。ここからは機種別に画面録画の方法について紹介していきます。
iPhoneの場合
- iOS 14 以降では、「設定」から「コントロールセンター」の順に選択し、「画面収録」の横にある追加ボタン「+」 のボタンをタップします。
- iPhone、iPod touch、または iPad でコントロールセンターを開きます。
- 録画ボタン・録画アイコンを長押しして、「マイク」をタップします。
- 「収録を開始」をタップすると、すぐに3秒のカウントダウンがはじまるため準備をしましょう。
- 録画を停止する場合はコントロールセンターを開き、赤い録画ボタン・赤い録画アイコンをタップします。または画面上端の赤いステータスバーをタップし、「停止」をタップしましょう。
- 「写真」を開き、画面収録データを選択します。
以上の手順を行えば、iPhoneで簡単に画面録画を音ありですることが可能です。しかも内部音声だけでなく、外部音声もしっかりと拾えます。実際に私もやってみましたが、音質もなかなかよかったです。
難点としましては、ios14より前の機種になってしまうと、スマホの初期機能では画面録画はできません。その場合はこの後でも紹介する、アプリを使用するしかないです。
Androidの場合
最新(Android 11)から初期搭載の機能として、画面と音を録画できる「スクリーンレコード」という機能が搭載されました。つまり、それより以前の機種であると画面録画はできません。
Android10以下の人は、Galaxy、Xperia、アプリで録画する方法がありますので、お試しください。ここではAndroid 11で画面録画する方に向けて書かせていただきます。
まずは録画しやすいようにカスタマイズする
- スマホの画面を上から下にスワイプし、通知画面を表示させます。
- さらに下にスワイプして、「クイック設定」を表示させます。
- 画面左下にある鉛筆のようなアイコンをタップしましょう。
- 一覧の中に「スクリーンレコード」があります。これが画面を録画するボタンです。今後の時間短縮のために、このボタンを移動させます。
- タップしたまま上のほうに移動させます。上から2段目あたりに移動したら、指を離してください。
- そうすると通知を表示させたときに、「スクリーンレコード」のアイコンが表示されるようになりました。
内部音声を撮るには
- さきほどのスクリーンレコードをタップします。そうすると「録画を開始しますか」と表示されます。ここで「録音マイク」の右横の部分をタップしましょう。
- 「デバイスの音声」をタップすると、スマホ内のアプリやゲームの音も同時に録音できます。しかし電話の音声や、古いアプリは対応していないようです。
- あとは「開始」をタップすれば、画面上にスリーカウントが表示されます。0になると録画が開始されます。
録画を停止するには
録画を停止するには、通知画面を表示させると赤い帯の部分があるためここをタップしてください。
録画した動画を再生するには
録画した動画は「ギャラリー」などの、「Movies」フォルダに格納されます。通知画面の「スクリーンレコーダー」の部分をタップさせると再生できます。以上がアンドロイドで画面録画をする方法です。
スマホアプリで画面録画を音ありですることは無料?
画面録画のアプリだと、お金がかかりそうなイメージがありませんか?結論から言うと、無料でできます。しかし、すべての充実した機能を使うとなると課金が必要になるというアプリが多いようです。
今回は「画面録画を使ってお金を稼ぎたい」という人と、「とりあえず画面録画を音ありでする方法が分かればいいや」という人のために、高画質か課金制化などに着目し、わかりやすくまとめてみました。
自分の使用用途に合ったアプリをぜひ使ってみて下さい。
スマホで画面録画ができるおすすめアプリ3選
アプリを紹介するといっても、「選択肢が多いと迷ってしまい困る」という方もいるでしょう。そこでここでは私が実際に使ってよかったアプリを、3つだけランキングをつけて紹介します。
今回はあわせて10個ほどアプリを使ってみた結果、画質・使いやすさ・その他の機能性に注目して選考しました。これらのアプリを使えば、あなたが画面録画で悩むことはなくなるでしょう。
第3位 DU Recorder
こんな人におすすめ
- 高画質で録画したい人
- 時間無制限で動画を撮りたい人
- アプリ内で録画だけでなく編集もしたい人
アプリのメリット
アプリのメリットとしては、手軽にボタンを押すだけで録画ができること。これが大きいなと感じました。
その他の機能として、スマホを振って録画を止めるなど、実用的な機能付きで、簡易的な編集であればアプリ内で完結可能な点が挙げられます。
アプリのデメリット
唯一このアプリの難点をあげるならば、課金をしなければならない点でしょう。料金は月額1,600円、年間だと6,700円と年間でみるとかなりお得です。「初期投資を惜しまないくらい、これから動画で稼いでいく」という人にはおすすめです。
しかしお金がかかってしまう以上「とりあえず、画面録画を試したい」という人にはあまりおすすめではありません。ただ機能を試したいという方に、1週間の無料お試し期間が設けられています。ぜひ一度試してみましょう。
アプリを使ってみて思ったこと・気づいたこと
まず思ったことは、課金制がきついという点です。多くの人は無料を望むと思いますので、「まずはお試ししたい」という人は、他の二つのアプリをおすすめします。
その他感想としましては、一部表記が英語のため、少し使いにくいこと。自分の分からない悩みについては大体「FAQ」という所に書かれているから安心。
アプリの機能を高めるために「フィードバック」が設置されているため、機能にこだわる人はおすすめなこと。また、アプリ別に表示されていて使いやすいと感じました。
DU Recorderの録画方法
録画方法はいたってシンプルです。まずはアプリのツール画面を開きます。この画像の赤丸の部分をクリックしましょう。
後は「スタート」の部分を押します。そうすると「画面のブロードキャスト」と表示されます。あとはマイクをオンにして、「収録を開始」を押すだけです。
この他にもさまざまな機能があるため、ぜひ実際に使ってみてください。
第2位 画面録画-スクリーン録画アプリ
こんな人におすすめ
- 録画中の内部音声だけでなく、外部音声も使いたい人
- 撮影から編集までアプリひとつで完結したい人
- ボイスチェンジ機能や後撮りをしたい人
アプリのメリット
まず一つ目は、「録画中の外部音声も拾う」こと。そして、「撮影から編集まで完結」すること。
しかも付随している機能も性能が良かったです。この他にも、ボイスチェンジなどのプライバシー保護機能もあります。一応、お試し期間が3日間あり、無料ですべての機能を利用できるようです。
課金料金もあまり高くないため、本格的に使うとなっても継続的に利用できそうです。
アプリのデメリット
まず感じるのは、すべての機能を使うにはお金がかかる点(年3300円/月額450円)。先ほど紹介したDU Recorderほどはお金がかからないものの、やはりすべての機能を楽しむにはお金がかかるようです。
しかし、月450円であればハードルはだいぶ低いのかなと思いました。
課金してどんな機能があるのかというと、「ビデオ解像度が4Kになる」「広告を削除」「透かしを除く」「注目の音楽」といった機能が楽しめるようです。
アプリを使ってみて思ったこと・気づいたこと
正直に言って、広告が邪魔でした。課金をすれば消去可能だそうで、本格的に使うという方は広告を消す意味でも、課金してもいいかもしれません。
また、「友達にシェア」の機能が付いていたり、編集機能が豊富で、「カメラフェース」「字幕」「効果音」「ステッカー」「音声変換」などなど、盛りだくさんでした。
そして、先ほども述べたようにボタン一つで外部音声を録音できる上に、音質もなかなか良かったです。
画面録画-スクリーン録画アプリの録音方法
こちらもやり方はシンプルです。アプリを起動して、「画面記録が開始します」というボタンを押しましょう。
そして「ブロードキャストを開始」を押せばすぐに録音可能です。マイクをオンにすれば、外部の音も拾えます。
撮った動画は「私のスクリーンキャプチャ」に保存されます。
第1位 画面録音アプリ -画面収録
こんな人におすすめ
- 外部音声にこだわりたい人
- 自分の顔も映して録音をしたい人
- 本格的なライブ配信をしたい人
- 編集も同時にしたい人
アプリのメリット
まず、今までのアプリにはなかったフェイスカムを追加できる(顔出し)機能が付いています。本格的なゲーム実況動画を作りたいという人にはかなりおすすめのアプリになります。
また、編集機能が充実していると共に、GIF(簡易的なアニメーション)の作成も可能で、幅広い機能搭載しています。
アプリのデメリット
やはりネックになるのが、課金制度がある(プレミアム機能を使う場合のみ)こと。一応、3日間だけ無料のトライアルが利用できるようです。
課金料金は1週間の「ウィークリープラン」と「年間計画」というプランに分かれており、料金もまあまあかかります。(画像参考)もう一つ日本人には不便なのが、表記が英語の部分があり、少し面倒ではあります。
アプリを使ってみて思ったこと・気づいたこと
これは初見でアプリを利用する人には嬉しい、「画面がシンプルで使いやすい」ことです。機能は多いけど使いにくいというアプリは案外多い者なので、この点は素晴らしいと感じました。
編集機能が多彩(トリム・音量調整・スピード・フィルター・ステッカーなど)である点は先ほど紹介した他のアプリと大差はありません。
画面録音アプリ -画面収録の録音方法
まずはアプリを開き、こちらの「始める」ボタンを押します。
そして、「ブロードキャストを開始」というボタンを押せば録音が開始できます。
外部音声を入れたいのなら、マイクをオンにしてから「ブロードキャストを開始」ボタンを押せば外部音声付きで録音できます。
まとめ
携帯機種、アプリ別に画面録画を音ありでする方法について解説させていただきました。初期搭載の画面録画はお金がかからず、手順が楽という利点がありますが、編集ができないといったデメリットもあります。
一方、アプリでは、より高性能な機能や編集も一緒にできてしまう完結型のアプリが多い反面、お金がかかるデメリットがありました。
いずれにせよ、画面録画を音ありでする機能は付いていますので、あとは自分に合った方法を選択するだけです。操作は手順どおりにやれば必ずできるようになっていますので、ぜひ実践してみてください。