2022年11月18日
tsmuxerの基本の使い方!インストールなしで使えるtsmuxerの機能も解説

tsmuxerはインストールもアンインストールも不要で、手軽に試せる動画ファイルの変換ツールです。フリーとは思えないほどの機能が付いており、またBlu-rayの動画変換ができるのは大きなメリットでしょう。もしご自身の作成した動画をBDに焼きたいなどの場合はtsmuxerを使い、変換した後に焼けば、スムーズに作業もできます。ぜひ、tsmuxerを活用して、さまざまな動画ファイル変換をしてみてください。

tsmuxerとはどんなツール?

tsMuxeR

tsMuxeRとは、動画を「BDMV」と呼ばれる形式にオーサリングが可能なツールです。ほかにもBDMVにオーサリングできるツールはいくつかあります。

tsmuxerはメニューが作れない、再エンコードができないなどの特徴がありますが、元々の動画がブルーレイに準拠していれば、数秒でBDMVができるのは大きなメリットでしょう。

またtsmuxerはAVCHD、MP4、TS、M2TSなどの動画もオーサリングできます。もしBlu-ray用のビデオデータを持っている場合は、不要なデータを削除できる・字幕の追加・音声の追加など、フリーソフトとは思えないほどの多機能です。

簡単なカット編集も行えるため、ぜひ使い方を覚えてみてください。

インストールの手間いらず

ホームページhttps://www.videohelp.com/software/tsMuxeR

tsMuxeRのWindows版をダウンロード

tsmuxerのメリットは、ソフトをダウンロードした後、インストールの必要がない点です。すぐにEXEファイルのダブルクリックでソフトを起動できるため、レジストリも汚さないですみます。こちらのページから、まずはダウンロードしましょう。

ダウンロードのファイルはWindowsだけでなく、MacOS・LinuxOSからもできるます。こちらは間違わないように気をつけてください。またインストールが必要ないため、アンインストールもフォルダごと削除すれば完了です。

アンインストールの手間がいらないのも、tsmuxerの魅力なので利用もしやすいでしょう。

Tsmuxerの使い方

tsMuxerGUIを起動

Tsmuxerを使うには、まずダウンロードした圧縮ファイルを展開し、tsMuxerGUIのEXEファイルをダブルクリックして画面を開きます。tsmuxerの画面を開くと、英語のソフトなのでメニューも英語となっています。

tsmuxerの画面を開く

tsmuxerの画面を開くと上部のメニューの下に「Input Files」とあるので、こちらから動画ファイルを読み込ませます。こちらの部分に動画ファイルをドラッグアンドドロップすれば、動画が読み込まれます。実際に読み込ませてみると、こんな画面になります。

複数のファイルも操作できるので、一気に読みこませることも可能です。動画ファイルを読みこませると、下部のTracksにも自動でコーディックなどの動画情報が表示されます。無事動画が読み込まれたら、次にOutputの作業に移りましょう。

Input filesの「join」ボタンをクリックすれば、入力された動画は一つのファイル構造として出力可能です。クリックしないと、別々のファイルとして出力します。

動画をOutputする

出力形式を選び

tsmuxerではOutPut項目に「TS Muxing」「M2TS Muxing」「Blu-ray ISO」「Blu-ray Folder」「AVXHD Folder」「Demux」の、6種類の変換方法が使えるようになっています。

「TS Muxing」「M2TS Muxing」 というオプションを使えば、動画を「.ts」または「.m2ts」の動画ファイルに変換することができます。「Demux」を選ぶと、動画から音声だけを抽出することができます。

Blu-rayディスクに書き込み用のデータ構造として動画を変換したいなら、普通は 「Blu-ray ISO」か「Blu-ray Folder」 のどちらで出力します。また、「AVCHD」として出力することもできるのです。

AVCHDとは、高精細なハイビジョン映像をDVD記録用ディスクやハードディスクドライブ、メモリーカードなどに撮影記録できるように開発された記録フォーマット(規格)の名称です。同じくBlu-RayのBDMV構造を使っています。「AVCHD」として出力すると、その後DVDディスクに書き込むことができます。もちろん、HD画質以上の動画をDVDディスクに書き込むなら、DVD-HDのディスクメディアを選ぶ必要があります。

今回は「Blu-ray ISO」か「Blu-ray Folder」の項目を利用してみましょう。

Blu-ray folderまたはBlu‐ray ISOとして出力

BDにいざ書き込んだ後動画がみられないなどの失敗があると、せっかく長い時間をかけてディスクに書き込む時間がもったいないと感じてしまいます。そのためあらかじめBlu-ray ISOでISOファイル化をしておき、ほかのソフトでマウントしてみるのがおすすめです。

いったんマウント化しておけば再生できるかの確認ができるため、少なくともディスクに焼き込んだ後に、再生できない失敗は防げます。

そのためまずはBlu-ray ISOで変換をし、それから再生が確認できたらBDに書き込む流れにしておきましょう。

BDは1枚当たり数百円はするため、焼き時間だけでなくディスク自体の値段を節約する意味でも、さきにISOファイルにするのがおすすめです。

tsMuxeRでオーサリングを開始

動画の出力形式を選択したら、次に「Start Muxing」をクリックすればオーサリングが始まります。

その前にBrowseで保存先を選ぶのを忘れないでください。

これでオーサリングの準備は完了です。オーサリングが始まると、このような画面が表示されます。

オーサリング開始

効果音と共にオーサリングが完了(動画ファイルによって時間は変動)するので、ポップアップメニューから「OK」をクリックします。変換された動画ファイルは「Browse」から確認できます。

そちらに作られたファイルをほかのソフトでマウントして(ISOに変換した場合)、再生ができるかをまず確認しましょう。

tsmuxerの各種機能を使ってみる

tsmuxerの一般機能

tsmuxerは、オーサリングだけではなく、ほかにもさまざまな機能が備わっているのでそちらも合わせて確認しておきます。動画の編集もフリーで行えるため、かなり便利なソフトと言えるでしょう。

tsmuxerの上部メニューの詳細

tsmuxerには機能がいくつかあり、上部メニューには「Input」ほかにも「General」「Blu-ray」「Split&Cut」「Subtitles」「About」などがあります。編集機能もぜひ覚えて、動画のオリジナリティをあげてみてください。

  • Gereral: ビットレートの指定のほか、一般的な設定を行うメニューです。もし使い方がわからないときには、初期設定のままで大丈夫なのでむやみに変更しないようにしてみてください。
  • Blu-ray:チャプターの設定などの機能が使えます。
  • Split&Cut:動画の一部をカットする、分割するなどの設定ができます。
  • Subtitles:字幕などを設定できます。字幕のカラーやフォントの種類などはこちらを使うと便利です。
  • About:ツール開発のための寄付のお願い、ソフトの概要などが記載されています。とくに設定を変更する箇所はないので、読みたいときにだけ読んでおけば大丈夫です。

カット編集機能の使い方

tsmuxer スプリットとカット機能

tsmuxerのカット機能は、上部メニューの「Split&Cut」から行います。Cuttingのところの「Enable Cutting」にチェックを入れ、どの部分をカットするか入力しましょう。最初の数字は時間を表し右に分、秒などと続きます。

画像の例では、10~15分の間の動画をカットするように設定してあります。

先頭を10分・末尾を15分カットという意味ではなく、10~15分の間をカットするという意味なので間違えないようにしましょう。

tsmuxerの字幕の設定方法

tsmuxerの字幕設定機能

取り込んだ動画ファイルに字幕を付けたい場合は、上部メニューの「Subtitles」から行います。開くとFont(文字の種類やサイズの変更)とColor(字幕フォントの色設定)などの項目があるので、任意で変更してみてください。

ただしフォントにメイリオなどを選ぶと文字化けする可能性もあるため、もしメイリオ系を選びたいなら、「MS UI Gothic」か「Meiryo UI」を選んでおきましょう。

日本語字幕の場合は、Inputメニューから、General Track OptionからJapaneseを選んでおけば大丈夫です。

動画から音声を取り出す方法

Demux機能

tsmuxerで取り込んだ動画ファイルから、音声を取り出すには、Outputの項目にある「Demux」にチェックを入れ「Start Demuxing」のボタンをクリックすれば完了です。

動画ファイルの容量によっては多少時間がかかりますが、動画なしの音声データとして変換できます。

もし動画をイヤフォンなどで楽しみたいならぜひ音声を取り出す機能も使い、AACファイルなどに変換して楽しんでみてください。

tsMuxeRの不便なところ

完全無料のオーペンソースのGUIプログラムとして、tsMuxeRはBDオーサリングの機能が強いですが、やはりいくつか非常に不便なところがあります。

  • インターフェースは日本語に対応していないので、設定などの操作をするときは不便です。
  • Blu-rayのメニュー画面を作成することができません。
  • カットと分割などの機能があるものの、あんまり直感ではなくて使いにくいです。
  • エンコード機能がないので、Blu-ray映像と音声コーデックに従わない動画ファイルをオーサリングさせるとき、時々エラー表示となります。

オーサリングした動画をBDに焼くには?【番外編】

オーサリングした動画をBDに焼くには?【番外編】

tsmuxerでオーサリングしたファイルをBDに焼くには、こちらもフリーソフトを使うと便利です。例として「Imgburn」を利用した方法を簡単に解説します。

Imgburnの日本語化

Imgburnの日本語化

ホームページhttps://www.imgburn.com/

Imgburnは言語の選択にちゃんとJapaneseとあるので、そちらの右にある「Click Here」をクリックして日本語化をしてください。英語のままでわかる方は、こちらのファイルは不要です。

ダウンロードして、アイコンをダブルクリックするとインストールが始まります。インストールは基本的に、Nextをクリックすればよいのでやり方は割愛します。

日本語化するにはインストールしたImgburnのフォルダ内のLangageファルダに、さきほどダウンロードした日本語化のファイルをコピーすればOKです。

Imgburnの日本語化

ImgburnでBDに焼く

ImgburnでBDに焼く

Imgburnの日本語化が終われば、ぐっとわかりやすくなります。ここでいよいよtsmuxerで作った動画ファイルをBDに焼いていきましょう。やり方は非常に簡単です。すでにtsmuxerでISOファイルを作成済みなので、ここでは「イメージファイルをディスクに書き込む」を選びます。

tsmuxerもImgburnもフリーのソフトなので、ご自分がお持ちの動画ファイルを簡単にBDに書き込めます。

ただしImgburnはインストールが必要なので注意が必要です。

※tsmuxerツールは、変換ができるだけで書き込む機能がないため、書き込めるソフトも番外編としてご紹介しています。

ImgburnでBDに焼く

入力元からtsmuxerで作成したISOファイルを選びましょう。画面下の赤枠の焼き込みボタン(ディスクを入れる必要があります)が表示されたら、クリックして後は焼き込まれるのを待って完了です。

tsmuxerの魅力とは?

tsmuxerの魅力とは?

tsmuxerの魅力は、何といってもフリーツールである点とインストールが不要な点です。アンインストールも必要なく、フォルダごと削除すればOKなので、レジストリも汚さずに済むのは大きなメリットでしょう。

また、tsmuxerではさまざまな動画を変換できます。「ts」「m2ts」「mkv」「mp4」「vob」「mpg」「mov」などの動画ファイルを手軽にBlu-rayに変換できるため、お気に入りの動画を簡単にブルーレイ変換が可能です。

ほかにも字幕を付ける機能や音声だけを取り出す機能など、フリーツールとは思えないほどのスペックです。ぜひtsmuxerを利用して、お気に入りの動画ファイルをBlu-rayに変換してみましょう。

tsmuxerの入力フォーマットと出力フォーマットの一覧

tsmuxerで利用可能な入力フォーマットと出力フォーマットの一覧は、以下のとおりです。

コンテナBlu-ray・MP4・TS・M2TS・EVO・VOB・MPG・MKV・MKA
ビデオの形式MPEG-2・H.264・Microsoft VC-1
音声の形式AAC・AC3・Dolby True HD・DTS・DTS-HD・LPCM
字幕タイプSupまたはsrt
出力フォーマットBlu-ray disc・TS・M2TS・AVCHD disc

上記の情報はプログラム内部の「About」タブで確認することもできます。

出力フォーマットにBDが使えるのも魅力のひとつです。ぜひ入力フォーマットと合わせて確認し、あくまでも個人の動画を楽しむ目的で使ってみてください。

tsmuxerの注意点

 tsmuxerの注意点

tsmuxerの注意点として、動画ファイルは個人で作成したホームビデオなどだけ使うようにしてください。市販されている動画などをブルーレイに変換するのは違法なので、そこだけは注意が必要です。

とくにレンタルしたDVDなどの動画をブルーレイに変換するなどは避け、あくまで個人で楽しむときにだけお使いください。違法なダウンロード用に作られたツールではないので、あくまでも法に触れない範囲で使うのがポイントです。

またBlu-rayやAV CHDのどちらも、音声形式はAC3かLPCMがベースとなっています。Tsmuxerで取り出したAAC音声は、PC上から聴く分には問題ないですが、正常なDiscとしての機能はありません

そのため音声ファイルを取り出した後は、AC3にまず変換してからオーサリングを行いましょう。

まとめ

今回はtsmuxerの使い方のポイントや機能の種類、tsmuxerで変換した動画ファイルをBDに焼き込めるソフトなどをご紹介していきました。tsmuxerはさまざまなファイルに変換が可能なソフトですが、一番需要があるのはBlu-ray変換でしょう。

またインストールの必要がないのもtsmuxerの魅力で、同時にアンインストールもいらずフォルダを削除だけですむのもメリットです。ぜひtsmuxerの使い方を覚えて、より手軽に動画変換を行ってみてください。

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