地デジのコピー制限を解除し、CPRM を気にせず録画機能等を使いたいという方のために、この記事ではRelCPRMの使い方を紹介します。ダウンロードから起動後の実際の使い方、またCPRMと言うコピープロテクト解除後の変換方法やDVDの焼き方を解説します。
relCPRM使用時に起こりうるエラーと、その対処法についても紹介していきましょう。ただCPRM解除してのコピーは、刑事罰ではありませんが立派な違法行為です。もちろんそれを売る行為も犯罪になります。なお当記事においても、ダウンロードしてある程度の使い方はしていますが、実際にDVDなどのコンテンツは入れていません。こちらRelCPRMの記事使用は、くれぐれも自己責任でお願いします。
RelCPRMとは?
relCPRMとは、地デジのコピー制限を解除するために作られたフリーソフトです。地デジにはCPRMと言って、デジタル放送が1回しか録画出来ないようになっています。
そのためDVDレコーダーに保存しているテレビ番組をDVDにコピーしたら、元のレコーダーの映像が消えてしまうのです。これをコピーワンス制限と言います。なお似たようなものとして、ダビング10を聞いたことがあるでしょう。これはコピーワンスの規則を優しくしたものです。今まで1回しか録画できないのが、ダビング10でコピー9回や移動1回までなら可能となりました。
以上少々話が脱線しましたが、relCPRMはその古いコピーワンス制限を解除するためのものです。CPRMの解除ツールとして、定番のひとつになっています。
relCPRMのダウンロード
relCPRMのダウンロード方法について紹介します。
ダウンロード先はいくつかあるかもしれません。とりあえずファイルのアップロードやダウンロード先として使われているhttps://ux.getuploader.com/というサイトから、下記のリンクをクリックしてください。
ホームページhttps://ux.getuploader.com/2513/download/80
そして下記の「ダウンロード」というボタンを、クリックします。
ダウンロード後、ウイルス検査ソフトで一度チェックをしてから解凍します。解凍後「relCPRM_00664」というフォルダをダブルクリックしましょう。
フォルダ中のrelCPRM.exeをダブルクリックすれば起動します。
relCPRMの使い方
起動後一番上の選択ボタンを押して、CPRMを解除したいDVDのVROファイルを選択します。VROファイルはDVDでよく使われている、動画・音声ファイルです。
また一番下の選択ボタンでは、CPRMを解除したファイルの保存先を指定します。
両方選択したら[-R]と[-W]、IFOファイルコピーとEncrypted Title Key削除の4つに、チェックマークを入れてください。
IFOファイルコピーにチェックマークを入れたら、灰色のEncrypted Title Key削除も黒色に変わり、操作できるようになります。
各説明
『-R』はRDI Pack のなかに入っている、CGMSやAPSTB、EPNを取り除くことです。この3つのものはつまりコピー防止技術なので、これを解除することになります。
- 『-W』は、アスペクトを 16:9 にする役割があります。テレビ番組はこのアスペクト比で作られているのです。
- 『-C』は音声プロテクトを解除するものですが、チェックマークを付けるとノイズが入ってしまいます。
- 『SIDチェック』ストリームIDを調べることです。
- 『IFOファイルコピー』はDVDに焼く際に必要です。
- 『Encrypted Title Key削除』はこれもDVDに焼く際に必要となります。
また設定保存ボタンを押して、いつでもこの4つにチェックマークが入った状態にします。そしてSTARTボタンを押して、解除開始です。
解除中は青色のバーによって進捗具合が表示されます。約30分のものでも解除に4分ほどかかるので、気長に待ちましょう。もちろんマシンスペックやマシン状況によって、待ち時間は左右されます。「解除終了しました」の表示が出たら、解除成功です。
変換する
解除後はVR_MOVIE.VROと言うファイルになっています。.VROの拡張子は5KPlayerなど、再生できるフリーソフトもありますが、あまり馴染みのある動画ファイルではありません。
DVDプレーヤーなどで見られないことも多いのです。そこで.VROの拡張子よりも、一般的な拡張子に変換する方法をご紹介します。
方法は.VROを直接クリックして、キーボードのF2を押しましょう。すると拡張子だけ変えられるので、「mpg」と入力します。.mpgの拡張子は多くの動画プレイヤーで再生できるもので、DVDに焼いても問題なく使用できるでしょう。
変更の際に「拡張子を変更すると、ファイルが使えなくなる可能性があります。変更しますか?」という、警告画面が表示されます。
中身はきちんと再生ファイルになっている場合、「はい」のボタンを押してもきちんとmpgファイルとして再生可能です。またもし使えないとしても、元の「VRO」に変更しなおすだけでかまいません。
拡張子を変更しただけでファイルが壊れて、元に変更しなおしても修復できなくなった例は聞いたことはありません。
ちなみにファイル名を変更したい同様に.VROを直接クリックして、今度は右クリックします。選択肢の下の部分の「名前を変更」を押せば、ファイル名だけが範囲指定され名前が変更できます。
変換後もし再生できない場合
上の方法で変換後もし再生できない場合、念のため「UniConverter」という変換用のフリーソフトで試してください。
やり方はUniConverterをインストールまでしてから立ち上げ、左側の欄からメニューを選択します。「ここにファイルを追加またはドラッグして変換を開始します」の欄をクリックしましょう。
出力形式をmpg同様に、よく動画ファイルで使われているmp4やwmvに選んで、変換ボタンを押してください。
空のDVDに焼く
空のDVDに焼きたい場合は、まずそのディスクをパソコンに入れてください。対象の動画ファイルがあるフォルダを開いている状態で、「共有」タブを押します。
それから「共有」タブ「ディスクに書き込む」をクリックし、ディスクタイトルを英数字で入力します。「CD/DVDプレイヤーで使用する」を選択して、次へを押しましょう。
今度は管理タブを開くと「書き込みを完了する」の選択肢が隣に出ているので、クリックして次へのボタンを押してください。しばらくバーとともに書き込み表示が経過され、終わってから「完了」ボタンを押せば空のDVDに焼くのに成功です。
relCPRM変換時に起こるエラーと対処法
relCPRM contentskey取得失敗/CPRM contentskey Get Ver 0.41 by takuと出る
使っているマシンと合わない.exeファイルが混じっていることがあります。こちらがダウンロードしたrelCPRMのフォルダのなかには、「cprmgetkey.exe」というファイルが同梱されているでしょう。
ところがダウンロード先が違う場合など、cprmgetkeyの代わりにCPRMgetkey041というファイルが入っていることがあります。CPRMgetkey041は使っているパソコンのドライブが古いと、対応していないことがあるのです。
そういったときにはこちらが提示した以下のURLから、新たにダウンロードしなおすか、DVDドライブを新しいものに変えてみてください。
ホームページhttps://ux.getuploader.com/2513/download/80
Error: not CSS/CPRM Copyright Protectionと表示される
自分の使用DVDドライブがCPRMに対応していない場合があります。一度対応しているかどうかは、確認してみてください。またCPRM対応していないDVDを使っている可能性があるので、調べて買ってみましょう。
画質が悪い
かならずしも低くなるわけではないかもしれませんが、relCPRMは解除後の動画の画質が低いという声が上がっています。
またCPRM解除というのは新しい動画形式に再変換ともされ、再変換は画質劣化が起こりうるともいわれています。あえて解除後に画質が悪くなる、CPRMを施していることも考えられるでしょう。つまり多くの可能性が考えられるのです。
その他
もちろんこれできちんと解決できるかは未知数です。そのほかにもさまざまな問題が起こる可能性がありますので、まずはrelCPRM以外の、CPRM解除ソフトを使ってみてください。
フォルダの中身について
最後にrelCPRMダウンロード後のフォルダにあるファイルの内容についてですが、こちらについてはソフトの内容とは直接関係がないため、とくに気にしなくてもよいでしょう。インストールが終わったら、フォルダごと削除してしまっても構いません。
まとめ
- RelCPRMは地デジのコピー制限機能を解除するためのソフト
- ダウンロード、インストールは手順を追って行えばそこまで知識がなくても可能
- 変換後再生できない場合は「UniConverter」などのソフトを使用してみる
RelCPRMの目的や使い方などについて、詳しく解説してきました。DVDを焼く系のソフトはRelCPRM以外にも色々ありますが、RelCPRMを触ってみて使いやすいと感じたら、今回紹介した使い方を参考にぜひ使用してみてはいかがでしょうか。