makebdavの使い方・設定方法を解説します

  • 2021年12月2日
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makebdavの使い方や設定方法を解説します

自分が持っている動画ファイルでBlu-rayディスクを作成したい時に役立つソフトがmakebdavです。無料で使えるため、パソコンさえあれば誰でもディスクを作れます。このソフトはBlu-ray専用なので、CDやDVDには対応していない点にはご注意ください。普段からBlu-rayを利用する人には、ぜひ抑えてほしいソフトです。

makebdavは初心者には難しい?

makebdavは初心者には難しい?

動画データを取り込んでBlu-rayディスクに焼くまでひとつのソフトでできるかというと、そうではありません。makebdavは動画データを入れるまではできても、ディスクにデータを焼き込む機能が付いていないのです。

makebdav以外のソフトも使いますので、初心者には少したいへんかもしれません。今回の記事もできるだけ初心者さんでも理解できるように、専門用語をなるべく使わず解説していきます。

makebdavの基本情報

Blu-rayディスク用のmakebdavはbdavファイルをさまざまな動画ファイルから作成可能なソフトです。他の形式のデータTS2やMPEG、MP4・WMVなどに変換しBlu-ray用にファイルを作れます。

Blu-ray形式に動画をオーサリングして、それをBlu-rayディスクに焼くまでいけるソフトではmakebdavが一般的です。そしてさきほど出てきた「オーサリング」とは、どういったことかピンとこない人もいるでしょう。

そこで次の項目でmakebdavを動かすのに必要となる知識、「オーサリング」について解説します。

オーサリングとは

パソコン上で画像や動画、音声などのデータからひとつの作品を作る作業のことを意味します。作った作品をBlu-rayやDVD,CDに焼くまでの操作もオーサリングに含まれるのです。

デジタルで編集や作成などの作業を行っていけば、どこかしらで聞く言葉なので覚えておいて損はないでしょう。

makebdavを起動させる環境は?

makebdavをきちんと動かすには、JAVAランライムというものが必要となるので入れておきましょう。そしてJAVAを作動させるためには、ffmpeg・tssplitter・tstimekeeper、chotbdavとこのフリーソフトを使用します。

記事の最初の方でもお話したようにmakebdav以外のソフトやツールも同時に使うので、さきほどの4つのファイルの使い方も覚える必要があります。またこれらのフリーソフトを使えば、再生や作成ができないデータも動かせるのです。

いきなり4つもソフトを覚えて使うのは無理がある人は、最低でもJAVAとffmpegは使ってください。このふたつのフリーソフトがないと、makebdavを動かせません。またこのあとエンコードなどの話も出ますが、makebdavを使用するにはエンコードも覚える必要があります。

makebdavのダウンロード・インストール方法

ここからはmakebdavのダウンロードからインストールの仕方を解説します。まずは下記の画面からダウンロードをはじめてください。

英語だけですが、chromeからアクセスすれば日本語訳もできますので、そこまで苦労しないでしょう。

makebdavのダウンロード・インストール方法

「同意して無料ダウンロード」→「実行」をするとインストーラーが起動しますのでインストールを開始しましょう。

問題なくインストールができたらffmpegやtssplitter、tstimekeeper・JAVAなどのソフトもついでにダウンロードしておきましょう。

makebdavのアンインストール方法

makebdavが必要でなくなればアンインストールして削除できます。アンインストールは非常に簡単です。「コントロールパネル」からmakebdavを開いてアンインストールしてください。

makebdavのアンインストール方法

またバージョンアップさせる時は、旧バージョンをアンインストールして新バージョンをインストールしてください。

makebdavの使い方・設定方法

続いてmakebdavの基本的な使い方、設定の仕方です。makebdavの操作自体は非常に簡単なので、すぐに覚えられるでしょう。

作成したBDAVフォルダに動画を追加

作成したBDAVフォルダに動画を追加

基本操作としてフォルダへ作成した動画を追加しましょう。

オーサリングを行ったあと作成ではなく追加を選択すれば、フォルダに動画を追加できます。

動画のキャプチャー・タイトルの編集

動画のキャプチャー・タイトルの編集

設定をクリックしてください。

動画のキャプチャー・タイトルの編集

この画面でタイトルを編集できます。

TV録画ファイルなどは、最初からここにデータが入っている場合があるようです。

makebdavの設定変更

makebdavの設定変更

ここから設定画面へ移ります。

makebdavの設定変更

細かな設定変更はこの画面でできます。ffmpegと全般以外は基本的に変えることがありません。全般でファイル名やチャプター設定を変更し、ffmpegでビットレートや音声フォーマットを変更できます。

makebdavを使い始めで慣れていない場合は、デフォルト設定で問題ありません。

動画をディスクに焼くには他のツールも使う

そして最後にmakebdavで作成した動画をディスクに焼いていきますが、ここでまた別のフリーソフト「Imgburn」が必要です。作成した動画ファイルを書き込む機能はmakebdavに入っていないので、「Imgburn」での作業になります。

ホームページhttps://www.imgburn.com/

まずは「Imgburn」をインストールするところからはじめましょう。「Imgburn」の公式サイトにアクセスし、ソフト一覧の一番下のリンクからインストールしてください。

動画をディスクに焼くには他のツールも使う

インストールが完了したらパソコンに空のBlu-rayディスクを読み込ませます

動画をディスクに焼くには他のツールも使う

画面の上の方にある「mode」から「build」という項目を選択し、②のところにmakebdavで作成したファイルをドラックとドロップをし③のアイコンwp押すだけでディスクにファイルが読み込まれます。

makebdav使用時の注意点

ここからはmakebdavを使用するうえで、気を付けてほしいことを解説していきます。トラブルになることも覚えておかないと、何かあってから対応できなくなってしまうでしょう。

makebdavはMac非対応ソフト

使っていた限りにおいてはMac OSは非対応でした。しかしバージョンが上がれば対応になる可能性もあります。MacよりもWindowsの方が他に必要なソフトが対応しているので、最初からWindowsで作業するのがおすすめです。

mpg動画をbdav化すると再生できない

mpg素材を使った動画は初期の段階では無変換でbdav化されます。テレビ録画素材以外のmpgファイルを使う時はffmpegの設定タブで、「全てのフォーマットでオプション1を使う」を選択してください。

オーサリング後動画から音が出ない

動画がM2TSやTSの場合、音声をAACを使いMUXになおしましょう。AVIやMP4動画の場合は「設定」→「ffmpeg」のオプション1などに変更しエンコードしてください。

エンコードに関しては説明すると長くなりますが、動画ファイルを変換・圧縮する作業のことです。そしてエンコードは専門用語ではないのですが、デジタルコンテンツの編集作業をあまりしたことない人だと、難しいものに捉えがちになります。

確かに普通に読んでも意味が分からない英語や数字が並んでいるので当然です。英語と数字の羅列は動画を変換・圧縮する際にファイルに指示を出すHTMLなどと変わりません。覚えれてしまえばそこまで苦労することはなくなります。

ワンセグやチャンネル画像epgデータを残したい場合

設定画面で「tssplitter 」のタブを開き、「使用しない」を選ぶデータを残したいファイルのパラメーターを除外します。

avi・wmvファイルをbdav化すると画質が劣化する

このトラブル解消にもエンコードを使う必要があります。さきほどと同じ「ffmpeg」→「オプション1」と変更したら、「-c:v mpeg2video -c:a aac -b:v 14M -b:a 192k -ar 48k」とエンコードを打ち込んでください。

画質を変える時はbdav規格の上限は15Mbpsなので、できれば規格上限を超えないようにしましょう。

作ったBlu-rayディスクが再生されない

makebdavを使っていて最も多いトラブルが、せっかく作ったBlu-rayがデッキで再生されないという不具合です。そんな時は代替えソフト「DVDFab Blu-ray作成」を使ってみましょう。

通常版で使うと課金が必要になりますが、体験版もあるので先にそちらを試してみるのもありです。

作ったBlu-rayディスクが再生されない

公式サイトからソフトをダウンロードしインストールまで終わらせましょう。

作ったBlu-rayディスクが再生されない

次にBlu-ray作成を選択してください。

作ったBlu-rayディスクが再生されない

Blu-rayディスクに焼きたい動画を読み込みましょう。「作成」ボタンをクリックしたまま「Blu-ray作成」にしてください。

パソコン上にある動画ファイルの真ん中の「+」に向かってドラック・ドロップします。そして「開始」を押すと動画の読み込みが完了です。

作ったBlu-rayディスクが再生されない

動画の読み込みが完了したら詳細設定をします。「詳細設定」→「メニュー設定」から各種設定を行ってください。画質や音量の設定がここでできます。

メニューの背景まで細かく設定できるので、こだわりのある人におすすめです。

作ったBlu-rayディスクが再生されない

設定が完了したら空のディスクをパソコンに読み込み、出力先ディスクを選択してください。「開始」をクリックすればディスクの作成は完了です。

まとめ

まとめ

自分のお気に入りの動画をBlu-rayディスクに作成する方法は、初心者には少し難しいかもしれません。しかしmakebdavは安定して使いやすいソフトです。Blu-rayディスクに動画を入れたい人は使いこなれるようになりましょう。

また「Blu-rayディスクを細かく設定したい」「makebdavで作成したディスクが再生できなかった」という人は、「DVDFab Blu-ray作成」を無料体験してみませんか。どのソフトを使うにしても少し勉強は必要です。しかしそこを乗り越えて、自分だけのオリジナルディスクを作って楽しんでください。

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