DVDコピーソフト「dvdfab11」は初心者でも簡単に使うことができます。強力のコピーガード解除機能で、ほぼすべでのDVD・BDディスクに設置されているコピーガードを取り除くことができます。光ディスクメディアを愛用しているユーザーの間では非常に人気です。
「dvdfab11」は素晴らしい機能をもっていますが、ソフト自体が高いのでできればずっと無料のまま使いたいものです。
そこで今回はDVDFab11が期限切れになったあと、無料で使い続ける方法をご解説しています。
DVDFab11の無料枠について
DVDFabはDVD・BDのコピー、リッピング、書き込みがなど豊富な機能が揃っているソフトです。とにかくDVDやBlu-rayディスクのデータを取り扱うとき、最も大きい障碍となるコピーガードを完璧に解除する機能は定評があります。
実はDVDFabはすでに最新版のDVDFab12が公開され、DVDFab11は古いバージョンとなりました。DVDFab12はDVDFab11と同じように、30日の無料トライアル期間が提供されていますが、お試しに処理できるタスクの回数は極めて有限で、多くて3回までです。こう見ると、長々しい30日間のトライアル期間はあんまりに意味なく見えています。
古いバージョンのDVDFab11には30日間無料トライアルの中でタスク回数が無制限というバージョンがあります。
なので、高額な製品を買わず、購読プランまたは無料トライアル版が期限切れになると、DVDFab11を無料で使い続ける方法がネット上で盛んに検索されています。
DVDFab11期限切れの解除方法:バージョンをダウンロードグレード
バージョンをダウングレードして「DVDFab11」より古いバージョンを新しくPCにインストールすることで、無料トライアル期間を更新するという期限切れの解除方法はネット上でよく見受けられ、確かに有効の方法です。
DVDFab公式サイトから古いバージョンをダウンロードしてもトライアル期間は更新されません。ご注意ください。
ここで公式ではないDVDFabの古いバージョンをダウンロードできる場所をご紹介します。無料トライアル期間の更新を確保するために、お使いのパソコンにあるDVDFab11やDVDFab12を事前にアンインストールしてください。
1.https://dvdfab.jp.uptodown.com/windows/versions
2.https://filehippo.jp/download_dvdfab_64/history/
3.http://cyberside.net.ee/ripping/
4.http://www.oldapps.com/dvdfab.php
DVDFabの古いバージョンを利用する問題:最新のコピーガードを上手く解除できない場合がございます。DVDFabが強い理由はいつも最新のコピーガード仕様に応じてバージョンアップを行っているからです。
コピーガード解除のコア機能を無料で利用するほかの方法―DVDFab HD Decrypter
DVDFabの最強なコピーガード解除の機能をいつでも無料で使いたいなら、無料体験や有料購読が終了した後も使い続けることはできます。
不法な方法の代わりに、DVDFabが提供する正規版の無料ツール「DVDFab HD Decrypter」を使えばいいです。
無料ツールなので、機能にはいくつかありますが、コピーガード解除なら無料でいけます。
- コピー機能は「フルディスク」と「メインムービー」のみが利用可能です。
- コピーガード解除ができるのは一年以上前に発売されたDVD・BDディスクです。(最新発売のDVD・BDが解除できないようです。)
デフォルトの書き込みでISOの作成が使用不可です。「dvdfab11」は使えず「dvdfab9」のみ使用可能。カスタム・分割等の細かな機能は使用できません。
解決策として、DVD・BDデータを扱える完全無料のオーペンソースツールでさらなる加工を取ればいいです。例えば、VidCoder、HandBrakeなどのツールです。
この後の項目で、期限切れでも使える機能について、さらに詳しく解説していきます。購入しないで無料版を使い続けたい人は参考にしてみてください。
「DVDFab HD Decrypter」の不便なところ
- 一年以上前に発売されたDVD・BDディスクだけに対してコピーガードを解除できるのは最新のディスクが解除不可という点です。
- DVDFab内蔵のほかの機能を利用することができません。ディスクデータの処理にとっては非常に不便です。ほかの無料ソフトを併用する必要があります。
DVDFab11期限切れの対策としてのDVD HD Decrypterの使い方を見よ
DVDFab HD Decrypterは実はDVDFabソフト内部の一つオプションです。ほかの有料オプションとはことなり、無料です。
このオプションだけがアクティブな状態なら、利用できるのは
- コピー:フルディスクとメインムービーの2つのコピーモード
- リッピング/動画変換:MKVとMP4まで変換できるが、出力解像度が制限されています。(MP4の場合は最大で480Pしか出力できません。)
コピーモードの使い方
「DVDFab」を起動してコピー機能を選択しましょう。
その下にある矢印マークを押し、フルディスクかメインムービーから必要なコピーモードを選んでください。
コピーしたいDVDかBlu-rayをドライブに挿入します。
isoファイルやフォルダを使用している場合は、画面中央の「+」ボタンをクリックして追加してください。
次に出力サイズを設定しますが、圧縮機能がないのでDVD9かBD50を選択しましょう。
フォルダのアイコンをクリックして保存先を設定したら「開始」ボタンを押してください。
DVD・Blu-rayのリッピングの使い方
無料体験版が期限切れになってもリッピング機能は使えます。
まずは、出力形式を変換したいものを選んでください。
デバイス対応の動画形式にする場合は、リッピングモジュールから対応させたい機種を選択しましょう。
リッピングを選択し、DVDやBlu-rayをドライブに挿入します。
メイン画面の「+」をクリックしてファイルを追加してください。
「他のタイトルを選択」でメイン画面のタイトル、チャプター、オーディオ、字幕などが設定可能です。
ファイルを入力したあと、レンチのアイコンをクリックして出力動画の詳細設定ができます。
無料版で使える機能が減ったとはいえ、動画のトリミングや回転、画面の明るさなどを調整したり編集することが可能です。
ファイルのアイコンをクリックして出力動画の保存先を設定し、全ての設定が完了したら「開始」のボタンを押してDVDやBlu-rayのリッピング処理をはじめます。
DVDFabのような多機能な無料のコピーガード解除ソフトってないの?
「dvdfab11」は有料ならとても優秀なソフトですが、「できれば無料で使えるソフトがほしい」と考える人もいるのは当然だと思います。
確かに無料で「dvdfab」並みな機能を持っているソフトも存在していますが、正直はコピーガードの解除能力というとDVDFabとの差が大きいです。ここでいくつかご紹介します。
DVD Decypter
対応のディスクタイプ:DVD
注目機能:CSSのコピーガードを解除
デメリット:CSS以外に解除できないガードも多いです。アップデートが少ない無料ツールなので、最新のコピーガードにも対応できません。
DVD Shrink
対応のディスク:DVD
注目機能: CSSのコピーガードを解除 、DVD圧縮
デメリット: CSS以外に解除できないガードも多いです。アップデートが少ない無料ツールなので、最新のコピーガードにも対応できません。
MakeMKV
対応デスク:BD
注目機能:AACSのコピーガードを解除、MKV動画への変換
デメリット: AACS 以外に解除できないガードも多いです。アップデートが少ない無料ツールなので、最新のコピーガードにも対応できません。
可能であれば、やはりDVDFabを無料またで有料で利用することがおすすめです。有料版のように困ったことがあっても親切に助けてくれるサービスもなければ、操作が複雑な場合もあります。
「DVDFab」なら何かあっても公式サイトから問合せができますので、初心者でも安心して使うことが可能です。
DVDFab使用時の注意点
最後に「DVDFab」を使用する時に気を付けてほしいことをお伝えします。
一度使うと、ついついやってしまいがちなこともたくさんあるので、チェックしておきましょう。
コピーで作成したDVDやBlu-rayを販売しない
基本的なことですが、コピーガードを解除して作ったDVDやBlu-rayを他人に売ることは禁止です。
「〇〇っていうドラマのDVD全巻欲しいんだけど作ってくれない?」と友人や家族からお願いされたとします。
作るのは確かに簡単なので、作業代と言っていくらかお金をもらってDVDを複製し渡してしまうことは利益を得てしまうだけでなく、著作権侵害となりますのでやってはいけません。
「コピーして作ったDVDやBlu-rayをお金をもらわずあげるのはOKなのか」という質問もよくありますが、これは正直グレーゾーンです。
お金や対価になるものをもらわなければ良いかと言えばそうでもありません。
あくまでもDVDやBlu-rayをコピーして楽しむのは個人的なものにしておくのが安全です。
DVDとBlu-rayディスクへの作業はDVDFab内部では別々のオプションです。
DVDはDVDのみでBlu-rayはBlu-rayのみとなり、両方を制限なく自由に使う場合は複数のオプションを購入することになります。
記事中に紹介した公式サイトからアクセスすれば買うことができますので、両方使う人は検討してみてください。
ちなみに、シーズンによっては50%オフセールなどをやっていますから、安いタイミングを狙って買うのもありです。
DVDFab期限切れの対策 まとめ
誰でも簡単に使うことができるコピー解除ソフト「dvdfab」は、無料版のままでも使えることが分かりました。
他のソフトと比較しても、かなり使いやすいものだと感じます。
ただし、「DVDFab」をはじめ「DVD fad」シリーズを扱っているのは中国なので、中国製品に抵抗がない人におすすめしたいソフトです。
無料でもある程度使い続けることはできますから、期限切れになっても慣れるまでそのまま使ってそれから有料版を使うのもいいでしょう。