この間、東京オリンピックの卓球競技を興味深くで観戦しました。日本代表の選手たちが活躍しているところを見てほんとに嬉しかったです。結局、丹羽孝希選手に魅入られて彼のファンとなりました。彼は乃木坂48が好きで、競技場のインタビューですごい数の乃木坂の音楽ディスクを大々的に取り出したシーンがとてもかわいいです。
DVDなどのディスクをよく使う僕は、コンテンツをディスクから抽出しDVDをコピーできるツールを彼にすすめたいなと思った。そうすれば、常にかさばるディスクを持ち歩かなくても、色んなデバイスでアイドルの作品を自由に楽しむことができます。
この記事では、DVD コピーに関しての知識、変換を効率的に行うための方法、ツールと注意事項を紹介しています。丹羽選手や私のようにディスクを頻繁に使用する方は、ぜひお見逃しなく。
本記事は下のような読者向けです。
- DVDコピーや作成の注意点を知りたい方
- DVDのコピーに必要なディスクやドライブの種類を知りたい方
- DVDのコピーに使える良心的なソフトと使い方を知りたい方
- DVDを作る初心者の方、高度なニーズをお持ちの方
この記事は、PCを使ってDVDを扱おうとする、以下のような読者向けです。
まず結論から言って、手元の光ディスクはよほどの物理的損傷がない限り、光ディスクに含まれるコンテンツの出力、バックアップ、転送、変換、DVDコピーなどをスムーズに行うことがぜんぜん可能です
- どのような作業をしたいのかを明確にする
- 必要なハードウェアとソフトウェアへの理解と用意
DVD コピー?リッピング、ダビング、オーサリングとは意味が一緒?
DVDコピーとは、その名の通り、DVDなどのディスクの内容をコピーすることで、主に2つの状況があります。
- パソコンなどの他の機器にコンテンツをコピーする、またはバックアップを取る
- 他のディスクへのコピー、複製
リッピングとは、DVDなどのディスクをPCに書き出す作業のことで、特にディスクの内容をイメージファイルに書き出す作業を指すことが多い。
イメージファイルとは、ディスクの内容をすべて含んだファイルのことで、通常は「.iso」で終わり、機能的には光ディスクと区別がつきません。仮想ドライブを使えば光ディスクそのものごとく直接開いて使用できます。この過程はイソファイルの「マウント」とも呼ばれます。
また、多くのツールは、ディスクの音声または映像コンテンツを、PCで直接再生できる音声または映像フォーマットに出力することもサポートしています。これもリッピングと呼ばれます。
ダビングとは、コンテンツを別のディスクにコピーするという意味合いで、DVDコピーにイコールです。普通では、DVDレコーダーを通じて録画したデジタルテレビ番組をディスクにコピーするプロセスを指します。テレビ番組は著作権保護があるため、DVDレコーダーによって作成されたディスクはコピー回数に制限があります。この記事では詳細を展開しません。
DVDコピー作成が含む作業のタイプ
以上の紹介により、DVDコピーの作成は、どこに使うかによって以下のように分けることができます。
- ディスクからPCへのイメージファイルの書き出し(ディスクのデータの書き出しとバックアップ)
- ディスクの音声・映像コンテンツを共通のファイル形式に変換する(PCなどで使用するために)
- PCからファイルやフォルダを新しいディスクに焼いて使う(他のディスクプレーヤーで使う)
- ファイルやフォルダーを転送用の新しいディスクに書き込む(USBスティックの転送媒体のようなもの)
ニーズを確かめたあと、どんなディスクや光学ドライブが対応できるか、どのソフトウェアを使うのかを判断する必要があります。
ディスクと光学ドライブの種類
光学ドライブ
まずは光学ドライブの種類です。一般的にパソコン内蔵の光学ドライブは、ブルーレイBDディスクの読み書きに対応し、DVDディスクとの下位互換性があります。 念のため、ディスクと光学ドライブの互換性を事前に確認する必要があります。もしかすると、光学ドライブがBDディスクに対応していないか、ディスクへの書き込みが不可な旧型PCをお使いになっているかもしれません。
分からない場合は、お使いのPCの取り扱い説明書で確認するか、アフターサービスにてお問い合わせください。
一般的なPC用光学ドライブは、このように分類されます。
- DVD-ROMドライブ:DVD/CDの再生はできますが、書き込みはできません。
- DVDマルチドライブ/スーパーマルチドライブ:DVD/CDの再生/書き込みはできますが、ブルーレイディスクには対応していません。
- ブルーレイディスク(BD)ドライブ:読み込み型と書き込み型ドライブがあり、どちらもBD/DVD/CDの再生ができます。書き込み型ドライブには、BD-R/BD-REドライブと記載されている場合があります。
同時に、UHDを使用するための条件も厳しくなり、CPUやグラフィックスカード、ソフトウェアに加えて、UHDに対応した最新の光学ドライブが必要になってきました。 本記事では、UHDレプリケーションの詳細については触れません。
ディスクタイプ
前述のように、ディスクがDVDなのか、BDなのか、UHDなのかを確かめることに加え、DVDをコピーするにあたり、あと2つのスペックに気を付ける必要があります。
- ディスクの書き込み能力
- ディスクに保存できるデータ量
この2つのパラメータによって、DVDやBDなどのディスクにデータを正常に書き込めるかどうかが決まります。通常、ディスクを購入すると、ディスクの盤面やパッケージにディスクのプロパティが印刷されていて、前半はディスクの種類と書き込み能力、後半はディスクの容量を示しています。
DVDディスクとBDディスクの書き込み能力の違いは、この表の通りです。
DVD規格 | 読み書き能力 |
DVD-ROM | 書き込み不可、読み込みだけ |
DVD±R | 一回のみの録画/記録ができます。 |
DVD±RW | 約 1,000回の書き込みや書き換えが可能 |
DVD-RAW | およそ10万回の書き換えが可能です。 |
BD規格 | 読み書き能力 |
BD-ROM | 読みだし専用のブルーレイディスク |
BD-R | 読みだしと、一回だけの書き込みができます。 |
BD-RE | 読み出し、書き込み、書き換え。約1000~1万回ほどの書き換えができる。 |
書き込み機能付きのディスクを選択する場合は、繰り返して書き込める回数に注意する必要があります。
また、ディスクの容量は、DVDとBDの間で下の表のように区別することができます。
DVD規格 | 容量 |
SL(片面1層) | 4.7GB |
DL(片面2層) | 8.5GB |
BD規格 | 容量 |
2層型(標準) | 50GB |
XL(Extra Large) | 3層(75GB)または4層(100GB)型 |
DVDディスクの規格と種類をさらに了解したいなら、下の記事を読むのはおすすめです。
著作権ガード付きのDVDコピーについて
市販やレンタルのディスクの内容は、暗号化された著作権保護が施されていることが多く、ディスクのデータを操作してコピーすることはできません。
一方、保護されたディスクをコピーすることができる無料または有料のソフトウェアがあります。もし保護されたディスクに出会ったら、このようなソフトウェアを使ってDVDをコピーしてみてもいいです。
著作権保護には様々な種類がありますので、この記事では詳細を説明しません。 一般的に、著作権保護されたディスクをコピーできるソフトは、対応できるガードは有限です。すべてのタイプのコピーガードに対応できるツールは基本的にありません。
無料ツールの場合、ディスクに使用されている保護技術の進化とアップグレードが頻繁に行われるため、ツール自体の機能がそれを追いつかないことが多い。 どうしてもコピーガードのかかったディスクをコピーしたい場合、頻繫にバージョンアップをする有料の製品を試してみるのも悪くないでしょう。
ご注意:国内では個人使用の目的であっても、コピーガードのあるディスクのデータを操作することは法律上容認されないため、自己責任でこの類のツールを使用してください。
良心的なDVDコピーのフリーソフト
続いては、DVDのコピー作成に使用するソフトを選択します。常にDVDディスクのデータを扱うユーザーでも、続出するDVDコピーツールの中で迷ってしまいますね。ここでは、下の完全無料の人気ソフトでDVD コピーの方法をご紹介します。
本ソフトウェアは以下のような状況に適しています。
- ディスクのタイプ:DVD
- 暗号化保護付き:CSS、マクロビジョンプロテクション(RC、RCE)、UOPs
- 作業タイプ:丸ごとでDVDをコピー(Fileモード)、チャプターを選択してDVDをコピー(IFOモード)、新規ディスク作成(ISOモード)
ディスクの内容をすべてフォルダにコピーする
光学ドライブにDVDディスクを挿入した後、このDVDコピーのフリーソフトを起動します。 ソフトウェアは自動的に光学ドライブ内のディスクの情報を読み取ります。メインインターフェースの各部分の内容については、以下のスクリーンショットをご参照ください。
モードメニューの「FIle」をクリックします。
このモードでは、ディスク内のすべてのコンテンツが、PC上のフォルダーとして出力されます。
その後、メイン画面に戻り、入力ソース(複数の光学ドライブがある場合)とPC上の出力先を選択し、下部の「スタート」ボタンをクリックします。
所要時間は約十数分です。
チャプターを選んでディスク内容を書き出す
メイン画面上部のメニューバーで「IFO」モードを選択します。
「IFO」モードではどのチャプターをフォルダとしてPCに書き出すかは指定できます。
DVDディスクを光学ドライブに挿入し、IFOモードを選択してからメインインターフェイスに戻ると、右上でディスクに含まれるすべてのムービーファイルを表示する小さなウィンドウが表示されます。プラス記号をクリックして広げると、それぞれの映像の時間が分かれます。
映画の長さが書かれたタイトルを続けてクリックすると、左下の小ウィンドウで、さらに多くのチャプターが含まれていることがわかります。お望みて書き出したいチャプターを選択することができます。
デフォルト状態では、ディスク上で最も時間の長いメインムービーが自動的に選択され、ユーザーはメインムービーから書き出すチャプターを選択することができます。また、メニューバーで「編集」の「Select Main Moive PGC」機能を使って、強制的にメインムービーを自動選択させることもできます。
「ストリーミング処理」タブに切り替わったら、引き続き、書き出したいダブや字幕の言語が選択できます。
これらの選択が完了したら、最後に出力先を選択して「Start」ボタンをクリックすればいいです。
このプロセスも十数分くらいかかります。
ディスクをISOとして書き出したり、ISOをディスクに書き込んだりします。
ISOは、ディスクのイメージであり、仮想ドライブを使って通常のディスク同様に読み込んで使用することができます。
ISOモードでは、ディスク内容全体を一つのISOファイルにするか、ISOイメージファイルをディスクに書き込むことができます。
ディスクの内容全体をISOファイルとして書き出す必要がある場合は、「モード」「ISO」「読み込み」機能をクリックして、出力先を選択してから開始します。
前から用意したISOファイルを別のディスクに書き込む場合は、「モード」「ISO」「書き込み」機能を使い、「出力先」オプションから書き込むディスクを選択してスタートします。
機能限界・欠点
完全無料で暗号化保護されたDVDコピーツールとしては、十分な機能と性能を備えていますが、いくつか著しい制限があります。
- DVDディスクにのみ対応しており、Blu-ray BDディスクには対応できません。
- ディスクに関してのデータのみが処理可能で、ディスクデータと一般的なファイルフォーマットとの相互変換には対応していません。
- プロテクトされたディ スクのコピーは可能だが、対応の種類が有限です。
上記の3つの問題を解決する場合は、他のDVDコピーソフトを試してみる必要があります。
終わりに
この記事では、DVDコピーを行うにあたり、ニーズタイプ、必要なハードウェア、優れたソフトといういくつかの面から、DVDコピーを作成するために準備しなければならないもののおさらいをしています。お役に立てば何よりです。