効果音に特化したサイトやアプリはあっても、種類が少ないか有料でしか多くの効果音を使うことができない仕様になっていることが多いです。
今回紹介するフリーソフト「効果音ラボ」はあらゆる効果音を無料で使うことができるので、クリエイターから動画配信をしている人まで色んなところで使われています。
しかも、利用する上で登録作業なしでいいので、その日からすぐに効果音を探して編集することも可能です。
とても魅力的なフリーソフト「効果音ラボ」を紹介します。
効果音ラボはどんな人が使っている?
数多くの効果音を用意している効果音ラボですが、アマチュアからプロまで色んな人が利用しています。
無名のクリエイターだけでなく、プロクリエイターや動画配信でも使えるので、デジタルで活動している人が多いです。
それだけでなく、舞台の音響効果でもBGMと合わせて使われています。
大量のCDから効果音を探すよりも、1つのサイトから引っ張ってくる方が労力もかからず簡単に音を作ることはできるんです。
趣味でコンテンツやゲームを作ったり、アニメなどを作る時も最適なソフトでダウンロードをしなくいい分他のソフトを入れることができるのも魅力的でしょう。
使う人を選ばない効果音ラボは、はじめて効果音を使う人にもおすすめです。
効果音ラボはどんなソフト?
著作権・クレジット、広告やリンクの表示が無料なのにないのがすごいところです。
他の音響サービスはフリーでも広告が出ることがあり、使いにくさがあります。
また効果音ラボはアプリに入れて使うこともできますから、スマホでも利用可能です。
パソコンやスマホ、タブレットでも使用端末を選ばないのも魅力的でしょう。
ほぼ自由に使える効果音ラボですが、一応利用目的に関する規約などがありますので、はじめて利用する前に、ソフトを確認しておくことをおすすめします。
使うことができる音源
ここでは使える音源を紹介していきますが、これはほんの1部です。
ジャンルも数多く、効果音のタイトルも分かりやすいものばかりです。
1つのジャンルで同じドアを開け閉めする音、ガラスが割れる音だけで数種類あります。
アクション系で使う剣で切る音やパンチやキックの音まであり、聞いているだけでも興奮させてくれます。
さらにファンタジー系ならモンスターの鳴き声や魔法を出す音、火を吹く音までありどんな場面でも対応できるでしょう。
効果音ラボで配布されているものは名前をクリックするだけで自動再生されるため、とても楽なところがあります。
音の素材にほとんど困ることはないので、デジタルでコンテンツやゲーム、動画などを作る時は重宝すること間違いなしです。
効果音ラボのダウンロード方法
このソフトはパソコンやスマホに取り込む必要がありません。
サイトへアクセスし、使いたい効果音を探しましょう。
まずはどれでもいいので、使用したい効果音のジャンルをクリックしてください。
この中から好きなものを選び次に進みます。
今回は「環境音」を選択しました。
効果音の数は環境音だけでもまだたくさんありました。
この中から使いたい効果音の右にある「DL」(ダウンロード)をクリックしてください。
mp3ファイルでダウンロードされます。
「雨2.mp3」をクリックするとファイルが再生するはずです。
画面の表示は各パソコンで違いますので、チェックしてみてください。
これで音は再生されない場合は、パソコンの音声ボリュームがゼロか小さいままの可能性があります。
効果音ラボに対応していないパソコンというケースもあるようです。
実際にいくつかのパソコンで効果音ラボを動かしてみたところ、音声が上手く再生されないパソコンがあり別途ソフトやアプリを使って対応しました。
初心者だと、音が再生されないと焦ってしまうかもしれませんが、もし音量を上げても出ない場合は別のアプリやソフトを入れてみると改善されるでしょう。
効果音ラボを本格的に使いこなす方法
効果音をダウンロードするだけでも普通に使えますが、効果音ラボではもっと本格的な使い方の紹介をしています。
ここでは公式サイトを参考に、より音響効果を面白く拘りに強い使い方の紹介です。
効果音ラボと合わせて使う「SoundEngine Free」
効果音ラボを使う上で音響製作に必要不可欠なのが、こちらのソフトです。
スタイリッシュで格好いい作りになっていますが、初心者でも練習すればすぐに使えるようになります。
波型の表示を頼りに、音の強弱やループ、余分な部分をカットすることが可能です。
1つ数万円の音響・音声変換ソフトを使っているユーチューバーはクリエイターもいますが、編集作業に限って言えば、「SoundEngine Free」の方が無料で使いやすいでしょう。
ただし、営利目的で使用する場合は、条件があるようなのでダウンロード前に確認することをおすすめします。
そして「SoundEngine Free」に効果音ラボの音源を入れるには元のmp3ファイルからWAVに変換する必要あるので、変換ソフトの用意もしてください。
音量調整
ファイルを開いて、波型の部分の音量を調整しましょう。
調整したい部分を選択しますが音声全体の音量を調整する場合はドラックしなくて大丈夫です。
ツマミをドラッグすると音量の上げ下げができます。
プレビューボタンで適用した場合の音を視聴可能なので、押したままの状態で調整すると上手くいくでしょう。
音量の調整が終わったら「OK」ボタンを押してください。
これで設定完了です。
不要な部分をカットする
音響編集中に出たいらない音データをカットします。
調整したい部分をドラックしてください。
波型になっている部分で青いところがカットしたいエリアです。
削除をクリックしたら完了です。
音をループさせる方法
ループさせたい部分をドラックしコピーを選択します。
貼り付ける位置を選択してください。
黒い棒のようなラインが貼り付けているところです。
最後にミックスを選んでください。
先ほどコピーした音を貼り付けることで、音をループさせることができます。
効果音ラボを使って効果音を作るのなら、「SoundEngine Free」も一緒に使いましょう。
「SoundEngine Free」と効果音ラボはどちらも無料で使えるソフトなので、長期的にデジタルを使って活動する人なら、ぜひ使いこなしておきたいソフトです。
効果音ラボ「ポンだし」の使い方
ポンだしは動画を生配信している時に出すことができる機能です。
効果音の種類も2000近くあるので、当日の使う音響に困ることはほぼないでしょう。
ポンだしはパソコンがあれば誰でも使うことができます。
ボタン1つで音が出ますので、生配信をはじめたばかりの人でもすぐに使いこなせるはずです。
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コントロール画面です。
ここに好きな効果音を入れて鳴らすことができます。
どれでもいいので、ポンだしキーに効果音を入れて遊んでみましょう。
ボタンの設定や音量などの細かなことは、この画面で行えます。
基本的に9個しかすぐに押せないしようになっているみたいなので、本当にすぐ使う効果音以外は別途流すなどの方法を使いましょう。
公式サイトの画像ですが、ここで音の設定を分かりやすく解説しています。
ポンだしはスマホでも使えるので場面に応じて端末の使い分けもできるようです。
さらにポンだしは他の端末にデータを移し替えることができるので、他の人とファイルを共有することができます。
スマホで効果音ラボを使うことはできる?
公式サイトではスマホに直接対応していないため、効果音ラボの音源を入れるスマホ対応アプリを入れるように説明しています。
効果音ラボは、パソコンで生配信や実況配信をする際に使うものなので、スマホやiPhoneで使うことを前提として作られていません。
どうしてもスマホやiPhoneで使いたい場合はダウンロードした音源をスマホやiPhoneで処理するアプリを入れてください。
ただし、アプリを使って音源を入れたことで端末が故障しても、効果音ラボでは責任を負いかねると思いますので、自己責任で行いましょう。
また効果音を編集すると、結局パソコンを使わないと操作ができないところもありますから、最初からパソコンで効果音ラボを使うことをおすすめします。
効果音ラボを使用する際の注意点
基本的に効果音ラボの効果音は使用権利はフリーです。
mp3ファイルを別形式のファイルに変えることも許可されていますから、自分で使いやすいものに変換してOKとなっています。
しかし、いくつか注意点があるので確認しておきましょう。
まず覚えておきたいのが以下の2つのルールとなります。
ポイント
- 18禁作品には使用できない
- 効果音だけで使わない
- できれば同人作品では使わない方がいい
公式サイトのQ&Aにも記載されているように、アダルト作品やホラー作品、それ以外の18禁に該当する作品への使用を禁止しています。
有償でも使用することをNGとしていますので、一般の作品以外では使用しないでください。
続いて効果音だけを使わないということですが、これも公式サイトに書かれています。
BGMと合わせて使うことがルールとなっているので、そこもキチンと守って使いましょう。
そして同人作家さんなら、製作費をできるだけ抑えたいって考えますよね。
効果音ラボは同人作品の使用をNGとしてはいませんが、著作権等、それ以外で作品関係でトラブル起こっても効果音ラボでは責任は負えないということが書かれています。
さらに同人作品でも18禁になる作品へ効果音ラボの音源を使うことは許可されていないので、同人作品に使うことは控えた方がいいでしょう。
サイトのQ&Aで分からないことは、サイト内の問合せから聞くこともできます。
まとめ
効果音ラボはどんな人でも手軽に使える音響ソフトです。
フリーなので、最低限のルールさえ守ればとても使いやすいものでした。
デジタルコンテンツ作成やゲーム開発、生配信など多方面で利用できるのでとても価値の高いものでしょう。
音響の確保で悩んでいる人は、この記事を参考に効果音ラボを使ってみてください。