multiAVCHDとは?そのダウンロードから使用方法、焼く際の工夫と日本語変換方法まで解説!

  • 2021年11月2日
  • 2021年12月26日
  • DVD・BD
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MP4やWMV、Mpegなどの形式で保存された動画ファイルのデータは、パソコンの動画再生ソフトで視聴が可能です。またテレビで視聴したい場合、ブルーレイディスク用に変換しなくても見る方法は存在します。


しかしテレビがMP4などに対応しているか?の確認、メディアプレーヤーの購入など敷居が高いのが事実です。とは言えブルーレイディスクにコピーする方法が分からない‥と言う方も大勢いらっしゃると思うので、今回は動画をブルーレイ用の変換に便利なmultiAVCHDについて、詳しく解説していきましょう。

動画をブルーレイに焼くメリットとは?

動画をブルーレイに焼くメリットとは?

自身で撮影したデータについてはパソコン内だけでの保存ですと、データの破損などによって視聴できなくなってしまうかもしれません。そのためブルーレイに焼いて保存しておいてバックアップを取っておくことが求められます。

市販のツールにより個人でもMP4などで、パソコンに保存してある動画データをブルーレイに焼くことは、さほど難しいことではなくなります。ブルーレイに焼いてしまえば対応のAV機器で、高画質大画面でのデータの視聴が可能となります。

動画のデータはパソコンのハードドライブに保存することで、その編集が可能です。パソコンでの視聴ももちろん可能となります。しかし動画⾃体の解像度が⾜りないと、ブルーレイディスクに焼いても高画質で再生はできません。

編集した動画を高画質大画面で視聴したい場合は、AV機器に対応するメディアを製作する必要があるのです。そのメディアをブルーレイに焼けば、高画質大画面で自身の編集したデータを視聴できるようになります。このパソコンで編集した動画をブルーレイに焼くまでの作業を、オーサリングといいます。

今回はそのオーサリングができるツールのなかでも、本格的なブルーレイ変換ツールであるmultiAVCHDについて解説していきましょう。

multiAVCHDとは?

今回ご紹介したいのはmultiAVCHDとよばれる、本格的なメニュー画面まで個人で制作可能なブルーレイビデオオーサリングツールです。MP4やMPG・そしてTSやMKVなどの、パソコンで編集した動画ファイルをブルーレイデータにしてくれる、ブルーレイ変換ツールになります。

このmultiAVCHDでは、トップメニューからチャプターメニューを作成できます。さらに音声のセットアップメニューを、個人で簡単に制作する機能が備わっているのです。

ほかにも字幕合成機能やチャプター設定機能など、細部までの作りこみを簡単に行える操作手順となっております。ソフトをダウンロードしてしまえば比較的容易に、高品質のブルーレイデータを制作可能です。

フォルダ変換・メニュー作成も可能

この高機能なブルーレイオーサリングのツールであるmultiAVCHDでは、フォルダ変換ができます。パソコンで編集した各種ファイルを、Playstationなどを含む一般家電のブルーレイプレイヤーで再生できる、AVCHD フォルダへの変換ができるのです。

前述のようにプロ顔負けの、凝りぬいたメニュー画面を制作できるのが、multiAVCHDの強みです。

制作できるメニューはトップからチャプター、そしてセットアップを含みます。個人で本格的なブルーレイディスクの制作が可能になっています。このように比較的専門的な技術を簡単な操作で、十分な高品質にしてくれるブルーレイオーサリングツールであることが特徴です。

またパソコンで編集した動画データを、BDMVブルーレイに直接変換できる特徴をもっているのが、multiAVCHDといえるでしょう。

パソコンで編集した動画を、BDMVブルーレイに書き込むために多用される、ブルーレイオーサリングツールとして一般的です。しかし難点があります。このブルーレイオーサリングツールのmultiAVCHDは、英語でしか表示されないのです。

以下からはmultiAVCHDの使い方から、ブルーレイをさらに便利に焼く際のソフトのご紹介をいたします。さらにその日本語への変換まで、具体的に解説をしていきましょう。まずはmultiAVCHDに対応する、入出力のデータ形式についてご説明していきます。

multiAVCHDに対応している入出力のデータ形式

パソコンを使って編集したデータを、multiAVCHDにてオーサリングするためには、対応している入出力のデータ形式を知っておく必要があります。入力形式で一般的になるものは、以下のとおりです。

  • MOV
  • MKV
  • MP4
  • Avi
  • WMV
  • Mpeg
  • MP3
  • Ogg
  • MP2
  • Sub

また出力のデータ形式は以下のとおりです。

  • BDMV
  • SD-DVD
  • HD-DVD
  • AVCHD

パソコンでの編集動画データが、これらに沿ったものであるかどうか確認をしたうえで、multiAVCHDを使用することが重要です。

multiAVCHDでオーサリングをする方法

それではここからmultiAVCHDをダウンロードするところから、オーサリングする方法を解説します。またブルーレイを焼く際に使いたい利便性の高いソフトと、その日本語変換について簡単に解説していきましょう。

手順1

ホームページhttps://www.videohelp.com/software/multiAVCHD

multiAVCHDでオーサリングをする方法1

ダウンロードリンクは上記のとおりです。

ここからダウンロードしてインストールをし、起動したらmultiAVCHDが使えるようになります。すでにパソコンで編集してあるmultiAVCHDで、対応している形式のデータをメディア欄にドラッグ&ドロップしましょう。

またが左上にある「Add video files」を使用すると、ファイルを選択してOKを押せます。そうするとクリップが入力されます。入力されたファイルの並びは、右側のupとdownのボタンで調整可能です。

手順2

「Destination path」というボタンをクリックして、multiAVCHDにより制作されるブルーレイファイルの出力先を決定しましょう。Destination とは行先を意味する英単語です。

やはり英語表記での操作は多少困難になるかもしれませんが、意味がわかると難しいことは少ないものです。

手順3

ここからmultiAVCHDで、オーサリングをはじめていく段階となります。オーサリング画面を出すためには、右下の大きいstartボタンをクリックします。

その後左下にあるBlu-Ray Discボタンを選びますと、パソコンで編集したデータがブルーレイデータへと自動で変換されます。完全にオーサリングが済めば完了です。ブルーレイデータが完成するため、非常に簡単な手順といえるでしょう。

ここまででmultiAVCHDによる、ブルーレイオーサリングは可能です。しかしタイトルやフレーム・チャプターや動画形式、他にも音声や画質を高質なものとするためには、多くの設定が必要となります。パソコンでの動画ファイルを、multiAVCHDでブルーレイに制作することに留まらない、ニーズがあるかもしれません。その場合はもう少し、専門的な知識をつける必要があります。

オープニングの作成

設定のひとつとして、今回はオープニング映像をつけたい場合の方法について解説していきましょう。

BD再生に流れるオープニング映像(これをウェルカムスクリーンと呼びます)を付けたい場合、まず「Author」タブの「Playback sequence」の「Skip Welcome screen」のチェックマークを外します。

それから一つ上の「Welcome screen」欄の「Configure」ボタンをクリックすると次のような画面が出てきます。

以下、各欄の解説です。

  • Background image…背景画像及び動画の設定
  • Background audio…BGMの設定
  • Message #1と#2…テキストの設定。ただし日本語はきちんと対応できていません。
  • Show date…日付
  • Overall duration…再生される時間

メニュー画面のフォント設定

もうひとつ、メニュー画面のフォント設定についても見てみましょう。

メニュー画面の文字設定をしたい場合は「Menu」タブをクリックし、Font:欄でフォント(書体)変更。Size;欄で文字の大きさ等を設定します。

ちなみに下のSmart lineはメニューの右下のテキストを設定出来ますが、日本語だと文字化けします。

ブルーレイの焼き込みにimgBurnを使用

ここまでの3つの手順でmultiAVCHDを使用して、ブルーレイオーサリングを行えます。さらにブルーレイデータをパソコンで編集した動画データから、変換ができるのです。

ただ、multiAVCHDはブルーレイディスク用にオーサリングするだけで、直接焼き込む機能は持っていません。そこで別のツールでブルーレイディスクに焼き込む必要があります。

さらにその日本語表示方法について、簡単に解説していきましょう。

imgBurnとは?

このimgburnは無料ソフトでブルーレイディスクから、ファイルを速いスピードで制作できます。DVDやBDディスクのデータ構造に従うファイル、たとえばISOイメージファイル、オーサリング済みのファイルなどからDVDへの書き込みなどに重宝されている、コピーライティングツールです。

ブルーレイやDVD以外で、CDにも対応していることから音楽ファイルを制作も可能です。また書き込み内容の確認や内容の消去、ROM化などの機能ももち合わせたツールになっています。

imgburnのインストール方法

ホームページhttps://www.imgburn.com/

imgburnのインストール方法

imgburnのダウンロードとインストールは、たいへん簡単な手順になっています。まず上記にアクセスして、ダウンロードからMirror 7 - Provided by ImgBurnを選択してください。

この手順だけでimgburnのダウンロードとインストールは、直感的に終えられます。しかしこのimgburnも英語表示のツールなため、操作に困難をきたすことも予想されるでしょう。

そのようなときは下の手順に沿って、imgburnを日本語化します。より操作が簡単になることでしょう。具体的なご説明をしていきましょう。

imgBurnの日本語化

ホームページhttps://www.nihongoka.com/jpatch_main/imgburn/imgburn2580_jp2/

まずは上記のリンクにアクセスします。

そのサイトの「ImgBurn 2.5.8.0 日本語化ファイル」をクリックして、日本語化のファイルをダウンロードしましょう。

ダウンロードしたZIPファイルにおける「Japanese.lng」をコピーしたら、imgburnのLanguagesフォルダ内に貼りつけます。この操作で通常imgburnは日本語化されます。それでも日本語化されていない場合は、ToolsのSettingからLanguagesのUser Specifiedを、チェックしてください。

その後ドロップダウンリストから日本語を選択して、OKをクリックして設定を完了してみましょう。この操作でも日本語表示が可能となります。

imgburnの日本語化2

imgBurnの基本的な使い方

imgBurnを使ったディスクへの書き込みはとても簡単です。

まずソフトを立ち上げて、「イメージファイルをディスクに書き込み」をクリックします。

その後、「入力元」をクリックしてディスクに書き込むイメージファイルを選択しましょう。「出力先」をクリックしてディスクの入ったドライブを選択します。その後「書き込みアイコン」をクリックして、書き込みを開始しましょう。これだけで、ディスクへの書き込みはかんりょすいてしまいます。

まとめ

この記事では本格的なブルーレイ変換ツール、multiAVCHDの使用方法や、パソコンで編集した動画データをブルーレイデータにするまでを解説しました。そしてブルーレイに焼くためのimgburnと、その日本語化についてご説明していきました。

multiAVCHDはインターフェイスも英語であり、パソコンで制作したデータファイルの大きさによっては変換に、多くの時間を費やしてしまう難点があります。しかしフリーソフトでありながらトップメニューやチャプターメニュー、そしてセットアップメニューまでもプロ顔負けに作りこめるのです。

専門的な技術を簡単な操作で使えるメリットと、その高質なブルーレイオーサリングが持ち味です。パソコンで編集した動画データを、BDMVブルーレイに直接変換できる機能がほしければ、multiAVCHDはうってつけのオーサリングソフトといえるでしょう。

しかし前述のようにその変換に多くの時間がかかることと、英語表示がブルーレイを焼く作業にもネックとなります。そこで使用したいのがimgburnです。こちらも元々のインターフェイスは英語ですが、簡単なダウンロードとインストールで日本語表示が可能となっています。

作業スピードの遅さを感じさせない、スピードに長けた特徴があります。そのためmultiAVCHDとimgburnという、ふたつのフリーソフトを併用することがおすすめです。個人レベルではないほどのブルーレイオーサリングと、ブルーレイの制作が可能となるでしょう。

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