携帯の動画をDVDに焼くにはどうすればいいの?そのための準備やソフトを解説

  • 2021年12月28日
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携帯の動画をDVDに焼くにはどうすればいいの?そのための準備やソフトを解説

今やほとんどの人が携帯やスマートフォンを持っています。その機能は次第に拡大し、何をするのにもスマホが一緒という方が多いのではないでしょうか。

そのなかでもとくにその機能を伸ばしたのがカメラで、誰でも簡単に写真や動画をハイクオリティで撮影できるようになりました。

しかし写真や動画が気軽に撮影できるようになった分、データがいっぱいになってしまいがちです。データが大量にあると携帯やスマホの動作が遅くなることもあり、必要なアプリやデータを入れられないという問題も出ていきます。

さらに常に持ち運びをする携帯やスマホは破損したり水没したり、紛失したりするリスクがつきものです。あらかじめバックアップを取っておくとよいでしょう。

スマホやデータを削減し万が一のバックアップを取るためにも、携帯の動画をDVDに焼くことをおすすめします。この記事ではスマホや携帯の動画をDVDに焼くために必要な準備を、iPhoneとAndroidの両方で解説します。

さらにスマホや携帯の動画をDVDに焼くために、必要なおすすめのソフトや方法をご紹介していきましょう。

携帯やスマホで撮影した動画をDVDに焼くのに必要なこと

iPhoneで撮影した動画もAndroidで撮影した動画も、一般的にはMOVやMP4フォーマットでファイルが保存されます。MOVはAppleが開発した動画・音楽再生ツール、「Quick Time Player」で再生できるMacの標準動画ファイルフォーマットです。

MP4はWindowsとMac両方のOSに対応している、動画ファイルフォーマットです。サイズが小さく圧縮率が高いながらも動画の質は高いので、近年の主流の動画ファイルフォーマットになっています。

携帯やスマートフォンの動画をパソコンに転送する

どちらの動画ファイルフォーマットの動画も、まずはスマホなどからパソコンのハードディスクに転送し、その後専用のソフトにてDVDプレーヤーで再生可能なフォーマットに変換を行い、最後にDVDに焼く作業を行わなければなりません。

USBケーブルを使う方法

携帯やスマホの動画をパソコンに接続するには、USBケーブルを利用するのが一般的な方法です。Aタイプ・Cタイプ・micro、Lightningなどそれぞれ端末に適したUSBを使い、パソコンと携帯やスマホを接続しましょう。

なお動画ファイルデータは写真などに比べるとかなり重いので、転送速度の速い規格USB3.1のUSBケーブルがおすすめです。

iPhoneの場合

iPhoneをパソコンとUSBケーブルで接続します。iPhone側でファイルの転送を許可します。次にiPhoneが外部ドライブとして認識されるため、フォルダから開きましょう。転送する動画ファイルをパソコンにコピペします。

Androidの場合

AndroidをパソコンとUSBケーブルで接続します。USBでファイル転送をしてもよいか問われるので、許可しましょう。

次に「ファイル転送」を選びます。外部ドライブにAndroidが認識されるので、パソコンのフォルダから開きます。転送する動画ファイルをパソコンにコピペしましょう。

クラウドアプリを使う方法

スマホの動画をパソコンに転送するのに、クラウドアプリを使用する方法もあります。DropboxやGoogleフォト、iCloudなどがよく知られているアプリです。容量制限の問題がある場合もありますが大体無料で利用可能です。

クラウドアプリを使う方法
クラウドアプリを使う方法
クラウドアプリを使う方法

クラウドアプリを使うためには、あらかじめスマホ側で自動的にクラウド上にアップロードする設定にすると転送の手間を省けます。さらにクラウドから直接パソコンにダウンロードするだけで転送が終わるので、非常に便利です。

ただしUSBケーブルに比べると転送の速度は遅くなるため、長時間の動画や解像度が高い動画の転送の場合は有線で行ったほうがよいでしょう。

Air Dropを使う方法

Air Dropを使う方法

iPhoneとMacをつなぐ場合など、Apple製品同士の接続であればAirDropを使うと、非常に簡単ですばやく動画の転送が行えます。

まずiPhoneの写真アプリの動画を開きます。画面左下の共有タブよりAirDropを選びましょう。接続できるデバイスの候補が表示されるため、転送するMacを選びます。

パソコンに転送した動画をDVDに焼くのにおすすめのソフト

携帯やスマホからパソコンに転送した動画をDVDに焼くのに、おすすめのソフトをご紹介しましょう。

DVD Memory

DVD Memory

感覚的にすぐ操作方法がわかるシンプルなソフトで、動画編集の機能も搭載しています。

ビギナーからプロフェッショナルまでに満足されているのです。

100以上のバリエーション豊富なメニューテンプレートやフォリター、トランジション・タイトルも多く搭載されています。またスライドショーの作成や音楽CDを作る場合でも、劣化することなくディスク化可能です。さらに保存する動画ファイル形式を自由に選べます。

DVD Memoryを使って動画をDVDに書き込む方法

公式サイトにアクセスし、DVD Memoryをダウンロードします。インストール用のファイルを保存し、下のファイルを開きましょう

DVD Memoryを使って動画をDVDに書き込む方法

DVD Memoryのインストール画面が出るので「インストール」をクリックし、しばらく完了まで待ちます。

DVD Memoryを起動し、DVD /CDに書き込みから「DVDディスク作成」をクリックします。携帯やスマホから転送されたDVDに、書き込む動画を読み込んでいきましょう。

DVD Memoryを使って動画をDVDに書き込む方法

その後編集作業も行うとさらに見やすく、クオリティの高い動画に仕上がります。動画編集の経験のない方でも、なんとなくで操作できてしまうシンプルなインターフェースなので安心です。

またさまざまなテンプレートがインストールされているので、少し手を加えるだけでしっかりと作り上げられた動画DVDに仕上げられます。ぜひともやってみてください。

編集などがおわったら、プレビューでDVDの内容を確認し「作成」を選択するとDVDの完成です。

DVDStyler

さまざまなフォーマットの動画ファイルが、チャプターメニューを付けてDVDに書き込めるオープンソースのDVD作成ソフトです。動画をISOファイルとして保存でき、メニュー背景を変換したり音声や字幕を追加したりなどの便利な機能も搭載されています。

しかも動画を扱うのに慣れていない方でも、気軽に使用できるのです。

DVDStylerを使って動画をDVDに書き込む方法

公式サイトにアクセスしWindows版、もしくはMac版をダウンロードします。

DVDStylerを使って動画をDVDに書き込む方法

言語設定はインストールの途中で行えるため、日本語化する必要がありません。

DVDStylerを使って動画をDVDに書き込む方法

インストールが終了し、ソフトウェアを起動すると「新規プロジェクト」の画面で出力の初期設定を行えます。ここでは「映像形式」にNTSCを選んでください。日本のDVDプレーヤーで再生できるようにするためには、他の形式は適していないので注意しましょう。

「縦横比」はそれぞれの動画ファイルや、再生環境に合わせて選択してください。「音声形式」はAC348khzに設定しましょう。次にDVDメニュー用テンプレートを選択と表示されるので、お好みのテンプレートを選びOKをクリックしてください。

DVDStylerを使って動画をDVDに書き込む方法

DVDに書き込む動画を追加します。方法はドラッグ&ドロップするか、もしくは上部ボタンから動画ファイルを追加するかの2通りがあります。

動画をファイルとして追加するときは、いくつかの動画をチャプターにわけましょう。いくつかのファイルをチャプターとして追加するときは、いくつかの動画をつなげられます。

追加された動画をダブルクリックします。そして+をクリックすると音声トラックや字幕をつけられるのです。日本語が文字化けするときはフォント設定を日本語のフォントにしてください。

メニューバー下の赤いディスクのアイコンをクリックすることでISOファイルとしての保存も可能です。またはDVDディスクにすぐに書き込めます。

まずはISOファイルで保存し、プレビューで内容を確認してからDVDに書き込むのがおすすめです。

DVDStylerではチャプターメニューを付けずに、ディスクを再生機器に入れると自動で再生できるDVDの作成もできます。ソフトを起動し、「新規プロジェクト」の画面で出力の初期設定を行うところまでは前の方法と一緒です。

DVDメニュー用テンプレートを選択と表示されるので、テンプレートを使わないをクリックしましょう。

DVDStylerを使って動画をDVDに書き込む方法

つぎに再生したい順番に動画を追加し、VMGMメニューは右クリックから削除してください。また右クリックし「追加」から「メニュ―」の順でクリックしましょう。

設定を完了したら前の方法と一緒でISOファイルを作り、プレビューで内容を確認してからDVDに書き込みをしてください。

Windows10の標準搭載機能で動画をDVDに書き込む方法

Windows10を使用している場合はソフトを、新たにインストールすることなく標準搭載機能を使用してMP4をDVDに焼けます。ただし、この方法はDVDをDVDプレーヤーでなく、パソコンで見る場合にのみ使えます。

また、読み取った動画のデータをMP4のまま保存するため、チャプターメニューをつけることも不可能です。

Windows10の標準搭載機能で動画をDVDに書き込みする方法を説明します。まずWindowsのDVDドライブに空のDVDディスクを入れます。

このディスクをどの方法で使用しますかと聞かれたら、保存するフォーマットがDVDデータならUSBフラッシュドライブと同じように使用するを選びましょう。DVD-Videoなら、CD/DVDプレーヤーで使用するを選びます。続いて「次へ」をクリックします。

Windows10の標準搭載機能で動画をDVDに書き込む方法

まとめ

今回はスマホや携帯の動画をDVDに焼くために必要な準備を、iPhoneとAndroidの両方で解説しました。さらにスマホや携帯の動画をDVDに焼くために、必要なおすすめのソフトや方法を紹介しました。

この記事で紹介したような方法を活用し、携帯やスマートフォンの動画をDVDに焼きましょう。大切な動画をより視聴しやすく、さらにオリジナリティのある形で残してみてください。おまけに携帯やスマホの大掃除にもなるので、一石二鳥です。

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