makebdavの使い方・ダウンロード方法を解説します

  • 2021年12月28日
  • 2022年8月29日
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makebdavの使い方・ダウンロード方法を解説します

お気に入りの動画をBlu-rayやDVDに焼くためには、様々なソフトが必要になります。その中でも、デジタルの編集で人気があるソフトが、makebdavです。このソフトが使えると、オーサリングして他のツールと併用し、ディスクに焼くことができます。今回は、makebdavと他のソフトの使い方まで解説します。

そもそもmakebdavとは

makebdavは、「bdav」というBlu-rayのファイルを色んな動画ファイルから作成するソフトです。このソフトを使えば、mp4やwmvなど、さまざまな形式のファイルを作ることができるのです。

この作業のことを、「オーサリング」と呼びます。Blu-ray形式の動画をオーサリングし、それをBlu-rayなどのディスクに焼くまでが可能なフリーソフトでは、makebdavがおススメです。

まず、makebdavを使う前に、このオーサリングという作業についてお伝えします。

オーサリングって何?

パソコンで、テキストや音声、画像などの動画データから1つの作品を作る作業を、オーサリングといいます。オーサリングは、作品をBlu-rayやDVDに焼くまでの工程も含まれます。

「長期的に作品を残しておきたい」、「キレイな状態で保存しておきたい」という場合は、オーサリングしてBlu-rayに残しておくのが無難でしょう。

動画編集やデジタルコンテンツに触れていくと、オーサリングという言葉はよく登場するので、覚えておきましょう。

makebdavを動かすのに必要なフリーツール

makebdavは単体で動かすことができないソフトで、makebdavを動かすには必要なフリーツールがあります。javaランタイムを入れることは必須で、さらに最低限java、ffmpegも入れてください。

さらに細かい作業をするなら、tssplitterとtstimekeeperが必要になりますが、この2つがないと絶対makebdavが動かせないというわけではありません。

makebdavのダウンロードとインストール

ダウンロードとインストールの説明に移ります。まずは、makebdavのサイトにアクセスしてください。

makebdavのダウンロードとインストール

ダウンロードのやり方は、とても簡単です。「同意して無料ダウンロード開始」を押したら、「実行」を選択してください。
インストーラーが起動するので、そのままインストールしましょう。

インストール完了後、「ffmpeg.exe」「tssplitter.exe」「tstimekeeper.exe」などをダウンロードしていき、インストールされた「appフォルダ」へ入れてください。

もし、この画面が読めない場合は、ダウンロード作業をする前にchromeなどについている日本語翻訳機能を使えば、自動で日本語翻訳された画面になります。

makebdavのダウンロードとインストール

全部ファイルを入れると、このようになります。makebdavを使う前に、ちゃんとアプリが入っているかチェックしましょう。

makebdavの設定と使い方

ここからmakebdavの使い方や設定方法を解説していきます。動画編集ソフトを扱った経験がある人なら、簡単に操作できます。

makebdavの設定と使い方

makebdavを立ち上げ、次の手順通り行ってください。

  • bdav化させたい動画を、ドラッグ・ドロップします。
  • 取り込んだ動画を、再生したい順番に置き換えます。
  • 作成ボタンを押せば、ファイルの作成が可能です。

bdavファイルの作り方は、思った以上に難しくありません。オーサリングしたファイルを追加することもできますから、すぐに使いこなすことができるでしょう。

基本的な設定も分かりやすいので、ダイアログの設定ボタンから操作できます。

makebdavの設定と使い方

設定ボタンを押すと、ダイアログになります。

makebdavの設定と使い方

この画面で、ffmpegとtssplitterなどの設定を変えることができます。

単純にbdavファイルを作りたいだけなら、ffmpegだけあれば十分です。変更箇所は、ffmpegと全般だけで問題ないでしょう。ffmpegは、動画編集で必要な音声の編集と、「全般」でチャプタ名やファイル名を変更することができます。

tssplitter と tstimekeeperは、高度な編集をする時に必要となる上、動かすには別の知識が必要になりますから、初心者や使い始めたばかりの人にはこの2つのツールはなくても大丈夫です。

makebdavでオーサリングする方法

makebdavでオーサリングをしないと、Blu-rayやDVDに動画ファイルを焼くことができません。やり方はとても簡単で、以下の通りに操作すればOKです。

  • Blu-rayに焼きたい動画を用意します。
  • makebdav対応の動画形式に再エンコードしておきます。
  • 動画をmakebdavに入れて、オーサリングします。
  • オーサリングしたファイルを「Imgburn」などのライティングソフトに入れて、Blu-rayディスクに焼きます。

以上が、Blu-rayディスクに動画ファイルを入れる一連の流れです。そして、オーサリングしたファイルを入れるには、「Imgburn」などの別ソフトの操作を覚えることが必須になります。

Imgburnの使い方

makebdavはオーサリングをしてデータファイルを作るだけなので、Blu-rayやDVDに焼く機能は入っていません。焼くには別ツールImgburnが必要になります。

これからImgburnの使い方を一緒に見ていきましょう。

ImgBurnのインストール手順

インストーラーを起動するとアカウント制限が反応します。外国のツールをインストールする時、たまに起こる表示ですが「はい」を押すとインストールがはじまります。

ImgBurnのインストール手順

使用承諾書に同意して、次へ進みます。インストールを開始する前にImgburnを日本語化したい場合は、インストールするフォルダがどこにあるか覚えておいてください。

ImgBurnのインストール手順

初期設定のままだと、なぜかAmazon Tool Barがインストールされてしまうので、チェックを外します。次のBaidu IMEも必要ないので、こちらもチェックを外しましょう。

全てのチェックが完了したら、次へ進めばインストールがはじまります。

ImgBurnのインストール手順

「close」を押して、インストールは完了です。

makebdav使用時の注意点

makebdavは評価が高く、多くの人に使われているソフトですが、使用時に気を付けて欲しいことがいくつあります。

オーサリングした後動画から音が出ない

この場合は、設定を触れば改善されるはずです。音声部分にaacを使い、muxをしなおしてみてください。

また、ファイルによっては、「設定」から「ffmpeg」のオプションを変更し、accでエンコードしてみましょう。

エンコードに関しては、動画編集をする際は覚えておくと便利です。動画ファイルに対する命令を出している、いわゆるHTMLと似たような物だと思ってもらえれば分かりやすいでしょう。

Mac OSでは使えない

makebdavはWindows専用ソフトなので、Mac OSで使うことができません。また、Windowsも10までが対応しており、11からはまだ対応していないのでご注意ください。

さらに、サポートが終了しているWindows OSも対応はしていますが、作業中に不具合がおこったりデータが飛んでしまったりしてもフォローしてくれないので気をつけましょう。

mpgでをbdav化した動画が再生されない

初期設定では、無変換でbdav化されます。

ソースファイルにテレビ録画素材以外のmpgファイルを使う場合は、「設定」→「ffmpeg」のタブで、「すべてのフォーマットでオプション1を使う」を選んでください。

makebdavで動画再生ができない

動画が再生できないトラブルは、makebdavではよくあるものです。パソコンがMac OSや複数のツールを使いたくないという人には、代替えソフトをおすすめします。

makebdavを使う人は「DVDFab Blu-ray作成」も入れている人が多いので、さらにもう1つソフトの使い方を紹介していきましょう。DVDFab Blu-ray作成は無料でも使えますので、まずは体験版をダウンロードしましょう。

makebdavで動画再生ができない

ダウンロードが完了したら、インストールまで完了させてください。ここまでは簡単に作業が進むはずです。

makebdavで動画再生ができない

次にソフトを起動させ、作成からBlu-ray作成を選びます。Blu-rayディスクに読み込みたい動画を読み込んでいきます。

「作成」をクリックして、「Blu-ray作成」を選んでください。画面の真ん中にある「+」マークへドラッグとドロップします。開始を押すと、動画の読み込みが完了です。読み込みが完了したら、作る動画の詳細設定をしましょう。

「詳細設定」→「メニュー設定」から設定を変えてください。ビデオの画質や音量、動画を複数アップロードした場合は、動画の再生順を設定することができます。

動画の設定が完了したら、空のディスクをパソコンに読み込み、「出力先」を選んで「開始」をクリックしてディスク作成は完了です。

makebdavの口コミ・評判

操作が簡単なmakebdavは、多くの形式ファイルを編集することができる便利なソフトという評判があります。普段から外国のツールや複数のソフトを使っている人なら、ストレスなく使えるでしょう。

ただし、「複数のソフトやツールを使いたくない」「日本語化が面倒」「1つのソフトで作業を完結させたい」という口コミもあります。

確かにある程度の編集作業からディスクに焼くまでの作業を1つのソフトでできるものもありますが、その場合はソフト購入費や月額使用料がかかるものが多いです。

makebdavを使う場合は関連するソフトも全て無料ですが、その分他のツールやソフトを併用するための勉強が必要だと考えておきましょう。

まとめ

まとめ

動画ファイルをBlu-rayディスクに焼く方法を解説しました。makebdavは、安定感のあるソフトと言われていますが、正直初心者には操作が難しいところが多くあるでしょう。

その場合は、まず今回紹介した「DVDFab Blu-ray作成」を無料体験してみてください。ディスクに動画データを焼く作業だけでも、結構やることはあるので苦労するかもしれませんが、慣れると面白くなりますよ。

自分にあったソフトやツールを選んで、オリジナルディスクを作って楽しんでください。

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