画像圧縮サービスTinyPNGでデータスリム化!

  • 2021年11月27日
  • 2022年8月30日
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ブログや友達との共有ファイルなどWebに画像をアップするとき、サイズを小さくしたいけれど、面倒な作業は増やしたくないという願いを叶えるのが画像圧縮サービスです。パソコンの内部データ整理にも使えます。

パンダが目印のTinyPNG

TinyPNGは不可逆圧縮でPNG、JPEG、WebPなどのファイルを圧縮するサービスです。

サイト利用のために開発された画像形式であるPNGは、背景を透明にしたり色のグラデーションに特化している反面、画像サイズが大きくなるというデメリットもありました。画像は使いやすいけれど、その分、読み込みに時間がかかるというジレンマを解消するのが、TinyPNGのような画像圧縮サービスです。元々はPNGだけでしたが、2014年にJPEG、2016年にアニメーションPNGファイルの対応が追加されました。

アニメーションPNG(APNG)は、現在、Chrome、Firefox、Safariで対応しています。使用しているブラウザで表示できるかどうかは、TinyPNGサイトの画面下部にあるパンダが手を振っているアニメーションPNGで確認できます。

不可逆圧縮って何?

TinyPNGで行われる不可逆圧縮ってどういうもの?と思う人もいるかもしれません。

これは画像圧縮の技術のひとつで、元画像の不要な情報を減らすため圧縮前の状態に戻せないけれど、データが軽くなるという特徴があります。

元のデータには戻せないと聞くと不安になりますが、元は57KBあった画像を圧縮し15KBになっても、画像が粗くなった印象は皆無です。キレイに印刷にできるかとなると別問題ですが、あくまでサイトで利用したり、パソコンやスマートフォンなどの画面で表示する範囲であれば、ほとんど支障ないといえます。

有料サービスで75MBまで圧縮可能

基本的に一度に20枚まで、5MB以内は無料、かつ登録せずに利用できるのも大きなポイントです。さらに画像数を増やしたり、5MB以上のファイルを圧縮したい場合には、有料の「Web InterfacePro」にサインアップすれば、75MBまで圧縮可能になります。

TinyPNGにアクセスする

TinyPNGを利用するのはいたって簡単です。ダウンロードや面倒な登録、ログインは一切不要。

TinyPNGにアクセスするだけです。

日本語表示でしっかり確認

可愛らしいパンダの画像とともに、画像を圧縮できる画面が表示されます。

サイトは全て英語で表示されているため、何て書いているのかわからないまま使うのが不安な場合、ChromeやSafarならば右クリック、またはアドレスバー上の「ぁあ」アイコンをタップし、「日本語で翻訳」を選択すれば日本語表示されます。

自動翻訳なので、文章的に違和感を覚える箇所もありますが、内容を把握するには十分です。英語表示に戻したいときは同じように右クリックやアイコンをタップし、翻訳から英語、もしくはオリジナルを選択します。

もし、右クリックで翻訳が表示されない場合には、Google翻訳などの翻訳サービスを利用するのもいいでしょう。

Google翻訳にアクセスしたら、まずは画面左側のテキストボックスにURLを入力します。右側の翻訳したい言語から「日本語」を選択し、青色で表示されているURLをクリックするだけです。最初は英語のままですが、数秒ほど待つと自動翻訳されて日本語で表示されます。

無料で使うだけならば翻訳しないでも特に問題はありませんが、有料サービスの利用を検討している人は、入力すべき情報や料金などを日本語できちんと確認したほうが安心です。

画像圧縮のやり方

TinyPNGの圧縮手順は、サイト画面中央に英語で「Drop your .png or .jpg files here!」、日本語で「Webp、PNG、またはJPEGファイルをここにドロップしてくだい」と表示されているボックスに、圧縮したい画像をドラッグ&ドロップするだけと、とてもシンプルです。

実際に圧縮してみましょう

圧縮したい画像を選択したら、そのままドラッグしボックス内にドロップしていきます。手順は以上で、後は自動的に圧縮処理を行ってくれるので、終了するまで待機するだけ。圧縮中はボックスの下に画像名、データサイズ、処理過程が表示されます。

圧縮処理が終了すると、上のような画面が表示されます。

元は1.7MBあった画像が449KBまで、74%圧縮されたことがわかります。終了までかかった時間は体感的に10秒くらいだったので、ストレスはほとんど感じません。

圧縮処理が成功し、笹を食べていたパンダがバンザイをして喜んでいる姿に変わっているのが微笑ましいですね。

複数画像を圧縮

では、次に一度に複数の画像を圧縮してみます。

手順は1枚のときと同様、圧縮したい画像を選択してドラッグ&ドロップするだけです。

複数の場合も画像ごとに名前、サイズ、圧縮過程が表示されています。

今回は8枚の画像を圧縮しましたが、すべて完了するまでにかかった時間は、2、3分程でした。当然、1枚のときよりは時間がかかりますが、圧縮処理が開始したのを確認してから他の作業をしていれば、あっという間に終わるためさほど気になりません。

圧縮後も同様に各画像の圧縮サイズ、圧縮率が表示され、ほぼ70~80%圧縮されていることが一目瞭然です。サイズだけでなくパーセントまで表示されることで、よりわかりやすくなります。

圧縮画像をダウンロード

圧縮した画像は自由にダウンロードできます。

保存方法は、画像ごと、全部まとめてZIP形式、クラウドドライブのDropboxの3つあるので、必要な画像や環境によって選択します。

画像ごとにダウンロード

圧縮画像の一番右に表示されている「download」をクリックすると、保存場所、保存名称を選択する画面が表示されます。デスクトップやフォルダを選択し、保存ボタンをクリックすればダウンロード完了です。

今回はわかりやすいように、デスクトップに保存しました。

画像を選択し右クリックで「プロパティ」を開いてサイズを確認すると、TinyPNGの画面で表示されていたのと同じく449KB、きちんと圧縮されていることがわかります。

全部ダウンロード

すべての画像を一度にダウンロードしたいときは、画面下の右側「Download all」ボタンをクリックします。画像ごとと同様、保存場所と名称を選択する画面が表示されるので、該当場所を選択し、ファイル形式が「Compressed(zipped)Folder」になっていることを確認し、保存をクリックします。

今回は「画像圧縮」という名前でデスクトップに保存しました。

設定通り、デスクトップに保存されています。画像を利用したいときも、フォルダをダブルクリックして開くだけと手軽です。

最後に、Dropboxに保存

ネット上にファイルを保存しておけるクラウドドライブサービスDropboxを利用している人ならば、直接、ダウンロードするのもオススメです。

画面下の左側「Seve to Dropbox」ボタンをクリックすると、ログイン画面が表示されます。ログインし、画面に従って操作を行います。まだ、Dropboxのアカウントを取得していない場合には、アカウント取得画面が表示されます。

オススメ画像圧縮サービス3選

TinyPNGの姉妹版、TinyJPG

オススメの画像圧縮サービスのひとつめは、TinyPNGの姉妹版ともいえるJPEGの圧縮に特化しているTinyJPGです。

JPEGに特化とはいえ、対応しているファイル形式や手順はTinyPNGと変わりません。ただ、PGNの圧縮に適した不可逆圧縮方式だったのに対して、JPEGの特徴である美しい色彩を生かせるよう画像を分析した上で、色のパターンなどを自動的に識別し微調整をしながら最適なサイズに自動圧縮してくれます。JPEG画像を利用することが多い人は、こちらの方がオススメです。

PDFにも対応している、COMPESS

こちらもダウンロードや登録をせずに、画像圧縮が行えます。日本語に対応しているので、手順もすぐにわかります。

圧縮はサイト画面下のボックスで行います。

上のタブで該当するファイル形式を選んで、アップロードボタンをクリックし該当ファイルをダブルクリックするか、画像をボックス内にドラッグ&ドロップします。ファイル形式はJPEG、PNGのほかにGIFとPDFにも対応しています。JPEGのタブ画面にPDF画像をアップロードしようとするとエラーが表示されるので、ファイル形式と合致しているタブを選びましょう。

アップロード完了後に圧縮変換が始まります。

圧縮完了後は、ダウンロードボタンをクリックして保存すれば完成です。

クオリティも調節できるOptimizilla

最後に紹介する画像圧縮サービスはOptimizillaです。

こちらはCompress PNG Images Onlineと同じ会社が開発したサービスなため、使い方はほとんど変わりませんが、PDFには対応していません。また、画像圧縮を行うボックスにファイル形式のタブは表示されておらず、アップロードボタンをクリックするか、画像をドラッグ&ドロップするだけで済みます。

Optimizillaの特徴は、画像圧縮が完了するとボックスの下部に、クオリティと圧縮率の調整画面が表示されることです。プレビューを見ながら右側のツマミで調整可能で、画像の上にはサイズの大きさと圧縮率も表示されます。できるだけ画質のクオリティを下げたくない人にはオススメです。

まとめ

シンプルな方法で70%の圧縮が可能なTinyPNGは、増え続けるデータを何とかしたい人に最適です。無料の場合は一度に20枚、5MBまでという制限がありますが、再度アクセスすればまた圧縮できるので、とりあえず試してみて損はないでしょう。

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