YouTubeをはじめとする動画共有サイトで、最近人気の高い「ディープフェイク動画」がよく見られます。「ディープフェイク動画」を見ると、本物をそっくり写して精巧な動画が作られたと思う傾向があるだろう。そのため、作りたくても作れないと諦めてしまう人も多いかも知れません。でも「ディープフェイク動画」を簡単に作れるアプリがあったらどうしますか?またディープフェイクでエロ動画を作ってもいいですか?
今回の記事では、初心者でもディープフェイク動画を作れるアプリをご紹介したいと思います。
- 1 1-1. ディープフェイクとは
- 2 2. お勧めのディープフェイク アプリ10選
- 2.1 2-1.オンライン 有料アプリ「Deepfakes web β」
- 2.2 2-2. 無料 ディープフェイクアプリ「Fake App」
- 2.3 2-3. 多くのデバイスで使える 高性能ディープフェイクアプリ「蔵王」
- 2.4 2-4. 高度な編集可能 ディープフェイクアプリ「DeepFaceLab」
- 2.5 2-5. スマホで簡単に顔を交換 ディープフェイクアプリ「FaceSwap」
- 2.6 2-6. 芸術のように編集可能 アプリ「ディープアートエフェクト」
- 2.7 2-7. 世界中で大人気 ディープフェイクアプリ「Xpression」
- 2.8 2-8. 簡単な操作かつ安定性 人気のディープフェイクアプリ「Reface」
- 2.9 2-9.昔の自分に生き返り AIディープフェイクツール「Deep Nostalgia」
- 2.10 2-10. 男性化、女性化、若返り アプリ「FaceApp」
- 3 3.まとめ
1-1. ディープフェイクとは
ディープフェイクは「ディープランニング(深層学習)」と「フェイク(偽物)」が組み合わされた合成語です。ディープフェイクとは、実在する人物の映像と音声をAI技術で合成して、本人が本当に話して動いているのように、一般の人がフェイクであることすら分からないほど精巧に作られるものです。
政治的な問題や時事ネタなどに使われることが多く、発言力に影響のある人物や芸能人のフェイク動画が利用されることが多いです。
1-1.ディープフェイク動画とは
ディープフェイク動画とは、AI技術で作られているものです。ほとんどPCで高度な技術が必要だと思われた。しかし、最近ではスマホのアプリでも「ディープフェイク動画」が簡単に作られます。「ディープフェイク動画」を作るアプリの数もだんだんに増えてきます。でも、他人の顔を借りて動画を作るという行為は違法ですかと心配している人がきっといますだろう。これについて説明しましょ。
1-2. ディープフェイク動画は違法か
ディープフェイク動画を作成すること自身は違法ではありませんが、多いの場合では実在する人物の情報を採用してフェイク動画を作成するため=場合によっては「名誉毀損」に該当することもあります。また、最近のディープフェイク動画は非常に精度が高く、本人と全く同じの動画が現れていきます。この技術を悪用したこともよく見られ、例えば、ディープフェイクでエロ動画を作る傾向が顕著になりつつであり、ディープフェイク動画に対する制限はこれから増えていくと思われます。
1-2. ディープフェイクでエル動画を作るのは違法!
ディープフェイクで作られたエル動画とは、アダルト映画などに出演している芸人の顔をモデル、俳優、また歌手など著名人の顔に差し替えて、著名人がアダルトしているように見える動画のことを指します。ディープフェイクという技術を使ってエル動画を作る行為は絶対に違法で、こうする人は逮捕される可能性があります。2020年のNHKの報道によると
逮捕されたのは熊本市の大学生、林田拓海容疑者(21)と、兵庫県三田市のシステムエンジニア、大槻隆信容疑者(47)です。
警視庁によりますと、2人は去年12月からことし7月にかけて、アダルト動画の出演者の顔を合わせて4人の女性芸能人の顔と入れ替えた偽の動画を作成し、インターネットで配信したとして名誉毀損と著作権法違反の疑いが持たれています。
2人はパソコンとインターネット上のフリーソフトを使い、「ディープフェイク」と呼ばれる技術で芸能人1人につき、およそ3万枚の画像をAIに学習させたうえで、アダルト動画と合成していたということです。
引用元:NHK NEWS WEB
これからもディープフェイクでえろ動画を制作することが増え続けるにつき、今後も逮捕者が増加し続けるに間違いありません。
1-3. ディープフェイクPC、スマホアプリの違い
ディープフェイクアプリがPCをはじめ、スマホなどのデバイスにたくさん使用されていますが、AI技術を使用した合成動画を作成するため、性能のレベルではPCの方が良いです。しかし、スマホバージョンのアプリに大部分アプリは使い方が簡単で、複雑な技術が要らない。初心者であれば、スマホスマホバージョンのアプリをお勧めです。
ただし、最近は高性能のスマホを通じて、PCで作られる動画と違いのなく、クオリティがある動画を作れるアプリも出てきているため、必ずしもPCが有利だとは言えない状況にもなってきています。
ここでは、PCもスマホも利用できる「ディープフェイク アプリ」10つをご紹介いたします。
2. お勧めのディープフェイク アプリ10選
2-1.オンライン 有料アプリ「Deepfakes web β」
このディープフェイクアプリは、全ての操作がオンラインで行えます。PCのスペックに関係なく、どんなデバイスでも作成できるにはこのアプリの特徴の一つです。(常に動画編集には強力なGPUが必要です。)
オンラインで、また有料(一時間2ドル)であるため、品質の高い動画を作成したい方にお勧めです。全ての創作をネットワークで行う、一つの動画を作成するために数時間かかってしまう可能性があります。すなわち、このアプリで動画を創作したら、値段が安くないと言えます。
ポイント
対応OS:Windows・Mac(ブラウザが使えるOS)
公式サイト:https://deepfakesweb.com/?locale=ja
2-2. 無料 ディープフェイクアプリ「Fake App」
完全無料で利用できるディープフェイクアプリには、「FaceSwap」会社が開発しているアプリ「Fake App」は「Deepfakes」と呼ばれるアルゴリズムとAIテクノロジーを搭載しており、無料でありすごく高いクオリティを保証しています。
ただし、このアプリを使用すると元の顔が変わってしまう状況が多いため、実在する人と全く同じように使えないというデメリットがあります。品質に拘らず、楽しむために使いたいという人には非常にお勧めです。
ポイント
対応OS:Winsows
ダウンロード先:https://fakeapp.jp.malavida.com/#gref
2-3. 多くのデバイスで使える 高性能ディープフェイクアプリ「蔵王」
「蔵王」は、Windows、Mac、Linux、Android OS、iOSなど、さまざまなデバイスで利用できるディープフェイクアプリとして、初心者でも簡単にディープフェイク動画を作ることができます。ネタの中にはテレビ番組やハリウッド映画のドラマシーンなども含まれており、非常にお勧めのアプリの一つです。
ただし、このアプリは中国人の顔のみ完全に対応しているので、中国のスマートフォンとiOSでしか使えないと言う大きなデメリットがあります。(対応範囲は広く規制されている)日本ではまだ使用できません。
ポイント
対応OS:Windows、Mac、Linux、Android OS、iOS(現状中国のスマホ、iOSのみ)
ダウンロード先:https://www.malavida.com/en/soft/zao/android/download
2-4. 高度な編集可能 ディープフェイクアプリ「DeepFaceLab」
無料で、AIを利用するディープフェイクアプリとしても、高度なGPU処理には必要がありません。PC性能が低くでもフェイク動画を作れます。しかし、UIの独特さで、ある程度の知識がないと使いこなすのは難しいため、初心者に向いて推薦しません。
品質の高い動画を作成するまでに時間がかかってこのアプリに慣れる必要があります。導入方法も他のアプリより難いので使用する際に注意してください。
ポイント
対応OS:Windows
公式サイト:https://github.com/iperov/DeepFaceLab
2-5. スマホで簡単に顔を交換 ディープフェイクアプリ「FaceSwap」
iPhoneやAndroidバージョンなどのスマホで簡単に顔を交換できるディープフェイクアプリとして、無料で使えて、SNSを中心に非常に人気の高いです。この「顔を交換する」ができるアプリは、高性能の機能が搭載されていないから、AIの利用、複雑な解析、また高級のフェイク動画の創作も出来ません。
しかし、スマホで簡単に画像を編集できるため、初心者向け、簡単に顔を交換することを楽しめます。
ポイント
対応OS:iOS、Android OS
ダウンロード先:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.vysionapps.faceswap&hl=ja&gl=US
2-6. 芸術のように編集可能 アプリ「ディープアートエフェクト」
写真や動画から、実在のディープフェイク動画を作成するのではなく、「フェイクアート」を作成するアプリです。写真や動画から、ピカソなどの芸術家風のフェイクアートの画像を作成することができます。50個以上のフィルターが用意されており、有料版を利用すると、さらに高度なフィルターを使うことができます。フェイク動画のサムネイルなども制作できます。
ポイント
対応OS:iOS、Android OS
ダウンロード先(iOS):https://apps.apple.com/us/app/deep-art-effects-photo-filter/id1170544083
ダウンロード先(Android)https://play.google.com/store/apps/details?id=de.nextsol.deeparteffects.app
2-7. 世界中で大人気 ディープフェイクアプリ「Xpression」
「スマホを使ったディープフェイク動画を使えるアプリといえばこれ!」と言われるほど有名なアプリです。自分や家族の顔を猫や犬、アニメキャラなどの顔に変更して楽しむことができます。
顔は画像、動画どちらでも可能であるため、写真から動画を簡単に作成することも可能です。何を使えばいいかと迷っている場合には、まずこれを利用してみましょう。
ポイント
対応OS:iOS、Android OS
ダウンロード先:https://apps.apple.com/jp/app/xpression-%25E3%2583%2590%25E3%2583%25BC%25E3%2583%2581%25E3%2583%25A3%25E3%2583%25AB%25E4%25B9%2597%25E3%2581%25A3%25E5%258F%2596%25E3%2582%258A%25E3%2583%2595%25E3%2582%25A7%25E3%2582%25A4%25E3%2582%25B9/id1350290382?ign-mpt=uo%3D4
2-8. 簡単な操作かつ安定性 人気のディープフェイクアプリ「Reface」
「Xpression」が世界中でとても人気がありますが、iPhoneやスマホのOSバージョンによっては安定せず、利用できないなどの問題も多いため、代わりに「Reface」を利用する人が多いです。
こちらはもっと安定しており、利用できないなどの問題はほとんどありません。使い方や性能は「Xpression」と非常に近いため、使い変えてもスムーズに行うことができるでしょう。
ポイント
対応OS:iOS、Android OS
ダウンロード先(iOS):https://apps.apple.com/jp/app/reface-%25E3%2582%25A2%25E3%2583%2597%25E3%2583%25AA%25E9%25A1%2594%25E4%25BA%25A4%25E6%258F%259B/id1488782587?ign-mpt=uo%3D4
ダウンロード先(Android):https://play.google.com/store/apps/details?id=video.reface.app
2-9.昔の自分に生き返り AIディープフェイクツール「Deep Nostalgia」
ディープラーニング技術によって、過去の人物に生き返らせるディープフェイクアプリです。非常に精度が高く、亡くなった故人が蘇ったような映像を作り出せます。
オンラインで利用できるアプリです。人の顔しか認識しない、被写体の首までしか使えないという制約があるが、実用性が高いツールので、ぜひ体験してみてください。
- ブラウザが利用できるOS
- オンラインで利用(5枚まで無料)
- 実用するにはサブスクリプション登録が必要
公式サイト:https://www.myheritage.jp/deep-nostalgia
2-10. 男性化、女性化、若返り アプリ「FaceApp」
誰でも男性化、女性化、若返りなどの変身ができ、非常に人気があるディープフェイクアプリです。変化の高い完成度ので、「別の人」と思われてしまうこともよくあります。老化した自分や若返った自分を見ることができ、楽しみ方は多様です。まだ体験していない人はすぐにでも楽しんでみましょう。
- iOS、Android OSに対応
- 無料で利用可能(課金あり)
ダウンロード先:https://apps.apple.com/jp/app/faceapp-ai表情エディタ/id1180884341
3.まとめ
ディープフェイクアプリは手軽なものから、本格的なものまで、幅広く使用されています。本物をそっくり模倣して動画を作るために、ある程度の知識と、マシンパワーが必要であるということを覚えておいてください。(オンライン版は除外)また、フェイク動画は「罪となる」可能性があることも理解しておく必要があります。