海賊版コミックサイトを徹底調査【2022年9月】閉鎖状況や注意点など

海賊版漫画サイトの注意点を知りたい "
海賊版漫画サイトが閉鎖されているかどうかわからない"

海賊版マンガサイトは、閲覧するだけで犯罪になる危険なサイトです。

しかし、なぜ海賊版漫画サイトを利用してはいけないのか、海賊版漫画サイトの代替となるサービスは何か、知らない人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、海賊版マンガサイトの閉鎖状況や注意点を徹底調査します。

海賊版の漫画サイトを徹底調査【2022年9月】閉鎖状況など経緯まとめ

ここでは、海賊版の漫画サイトを徹底調査していきましょう。

漫画村｜悪質な海賊版サイトとして有名に。現在は閉鎖

漫画村は海賊版の漫画閲覧サイトであり、2016年に開設されました。

海賊版サイト「漫画村」の特徴は以下の通りです。

無料で読める海賊版サイトとして有名に

漫画村は、2016年1月に「完全無料で読める」と銘打って開設された海賊版サイトです。

会員登録不要の海賊版サイトとして、マンガ以外にも雑誌、小説、写真集なども扱っています。もちろん、これらはすべて違法にコピーされた海賊版である。

完全無料で読めることと、違法コピーされた漫画の品揃えが豊富なことから、主に口コミで認知度が上がっている海賊版サイトである。

漫画村は、スウェーデンのプロバイダを経由してウクライナのサーバーに開設された。

海外サーバーを経由することで、違法な海賊版サイトであるにもかかわらず摘発を免れている。

海賊版サイトの違法性が指摘され閉鎖に

利用者が増え、漫画村の悪質性が知れ渡るにつれ、漫画村の違法性が問題視されるようになりました。

2018年2月には、日本漫画家協会と漫画家の交流団体であるマンガジャパンが、海賊版サイトに対する見解を示し、漫画村にアクセスしないように求める声明を発表しました。

その後、複数の出版社が漫画村の運営者を著作権侵害で訴え、漫画村は2018年4月にサイトを閉鎖した。

漫画村の登場は、海賊版サイトに対する人々の意識を広めるという負の遺産を残しました。

サイト閉鎖後も、漫画村の後継と言われる海賊版漫画サイトがいくつも生まれ、現在も問題視されています。

漫画タウン｜海賊版サイトの後継といわれるも閉鎖へ

漫画タウンは、漫画村のサイト閉鎖後に同じ運営者がつくった後継の海賊版サイトとして誕生しました。

漫画タウンの特徴を以下に2点まとめます。

会員登録が必要な海賊版サイト

マンガ村と同じく、マンガタウンは違法にコピーされたマンガを無料で読むことができる海賊版サイトです。しかし、マンガ村とは異なり、マンガタウンは会員登録が必要な海賊版サイトでした。

この登録制により、マンガを読むだけでなく、マンガを違法にアップロードすることも可能になりました。海賊版のマンガを読むことは違法であり、マンガを無断でアップロードすることも違法である。

海賊版サイトに違法にマンガをアップロードすることは、閲覧以上にウイルス感染の危険性が高まります。

また、会員登録することで、海賊版サイトから個人情報が流出する危険性もあります。

わずか3カ月でサイト閉鎖へ

マンガタウンの運営者は、海賊版サイトの違法性を認識していながら、その正当性を主張し、TwitterなどのSNSで挑発的な行動を取り続けました。

漫画タウン」は、漫画村の閉鎖後にスタートした海賊版サイトでしたが、こちらもわずか3ヶ月で閉鎖。

現在、URLは公開されておらず、検索してもサイトそのものを見つけることができない。

漫画村と同じ運営者が作った漫画タウンなので、漫画村の運営者が刑事訴追された時点で存続の可能性は低かったと思われます。

閉鎖後、一部のユーザーの間では、マンガタウンの復活が噂された。

しかし、2022年現在、サイト復活の話は出ていないため、これは憶測に過ぎないのだろう。

漫画村Pro｜閉鎖済みの極めて悪質な有料海賊版サイト

マンガ村Proは、2018年に閉鎖した海賊版サイト「マンガ村」の有料版です。

漫画村は登録不要の無料海賊版サイトでしたが、漫画村Proは月額500円（税込）です。

漫画村と異なり、漫画村Proは広告が表示されず、漫画の違法ダウンロードが可能です。

また、サイトのサーバーも「漫画村」よりも安定しているため、500円（税込）で利用することができます。

しかし、当然ながら漫画村Proのサイトで読める漫画は全て海賊版です。

違法にアップロードされたマンガを使い、さらに月額料金で儲ける、極めて悪質な海賊版サイトと言えるでしょう。

現在、漫画村ProのURLは存在せず、サイト自体も閉鎖されています。

漫画村ガールズ｜女性向けタイトルの海賊版を違法アップロード

漫画村ガールズは、漫画村の閉鎖後に登場した後継海賊版サイトの一つです。

漫画村ガールズ」の名の通り、少女漫画を中心に扱う海賊版サイトであり、成人向け漫画やBL作品、同人誌などを違法にアップロードしていた。

漫画村ガールズは絶版作品や非書籍作品も扱っており、メジャーな漫画よりもコアな作品を揃えていた。

そのため、違法な海賊版でありながら、ユーザーから高い人気を誇っていたのです。

マンガ村ガールズは現在閉鎖されており、オンラインでは見ることができない。

星のロミ｜漫画村の運営者の名前を使った海賊版サイト

星野ロミは、2019年5月に漫画村が閉鎖した後、漫画村のクローンとして作られた海賊版サイトである。

サイト名は、漫画村の運営者である星野ロミの名前にちなんで付けられたとされる。

星野ロミは漫画村のクローンサイトとして、漫画村と同様のラインナップの海賊版漫画を違法にアップロードしていた。

しかし、2019年7月に星野容疑者が逮捕されると、そのわずか数カ月後に星野ロミのサイトも閉鎖された。

漫画村の運営者と同姓同名だったのだから、閉鎖されるのも納得がいく。

現在は、閉鎖した他の海賊版サイトと同様に、検索に表示されません。また、URLも繋がらなくなりました。

Sen Manga｜漫画村よりも昔から存在する海賊版サイト

Sen Mangaは、2012年に作成された海賊版サイトです。

Sen Mangaは現在も閲覧可能ですが、トップページは検索エンジンでアクセスできないようになっています。

海外で運営される違法な海賊版サイト

Sen Mangaは海外で運営されている違法サイトのため、日本語で表示されません。

Sen Mangaは、他の海賊版サイトと同様、無料で読めることをアピールしています。

もちろん、Sen Mangaで読める漫画は全て海賊版で、Sen Mangaの台詞はローマ字と英語で書かれています。

Sen Mangaに掲載されている漫画は英語とローマ字で書かれているため、他の海賊版サイトと比べると読みやすくはありません。それでも、違法な海賊版マンガを読むユーザーは後を絶ちません。

Sen Mangaに代表される海賊版サイト閲覧のリスク

千漫画は、漫画を違法にアップロードしている海賊版サイトですので、閲覧には当然リスクが伴います。

違法な海賊版サイトを利用しただけで、ウイルスに感染して電話帳や写真などの個人情報が流出したり、ネット銀行サイトからログイン情報が流出して預金が引き出されたりする事例が報告されています。

漫画ロウ（Manga Raw）｜manga1000から名前を変えた海賊版サイト

漫画ロウ（Manga Raw）は、漫画村の閉鎖後に誕生した海賊版サイトです。漫画ロウの特徴を以下にまとめました。

名前を変えて復活した違法な海賊版サイト

MangaRowは、かつてmanga1000という海賊版サイトでした。

しかし、manga1000は摘発され閉鎖され、海賊版サイトは名前を変えて運営を再開した。

MangaLouは、違法コピーされたマンガを日本語で読むことができる。

しかし、サイト上の説明文の不自然な日本語から、運営者が外国人である可能性が指摘されています。

マンガローをはじめ、日本のマンガ海賊版サイトの多くは、外国人によって運営されています。

海賊版サイトは、たとえ外国人サイトであっても違法です。国内サイトと同様の罰則が適用されます。

な海賊版サイトの利用は、犯罪であると同時にウィルスへ感染する危険性もあります。

Manga Rock｜App Storeにも載っている違法の海賊版アプリ

Managa Rockは、海外のAppleやAndroidのアプリストアで配信されている違法な海賊版アプリです。

Manga Rockの特徴を以下にまとめました。

合法と誤解されやすい海賊版アプリ

Manga Rockのアプリは、Apple StoreやAndroidの公式アプリストアで紹介されています。

そのため、合法と誤解されやすいですが、完全に違法な海賊版サービスなので注意が必要です。

一見すると海賊版だとわかりにくいため、違法と知らずに利用しているユーザーもいました。

5万作品以上の海賊版漫画を配信。定額制も導入

Managa Rockは、5万作品を超える海賊版漫画を違法アップロードしていました。無料で読めることを売りにしている海賊版サービスとしては珍しく、Manga Rockは定額制を導入していました。

月額5ドルほどで漫画が読み放題になります。しかしもちろんこれらの漫画は違法コピーの海賊版です。

Manga Rockは2019年9月に謝罪とともに海賊版漫画の配信を停止し、現在は閉鎖されています。

海賊版サイトと正規の漫画サイトを見分ける方法のひとつに、ABJマークの有無があります。正式に漫画の掲載許諾を受けたサイトはABJマークを取得しています。

Manga Rockのように海賊版を見分けがつきにくいサイトを利用する際は、ABJマークの有無を確認しましょう。

Hanascan｜ダウンロードが必須の高リスクな海賊版サイト

Hanascanは漫画村の後継のひとつといわれる違法な海賊版サイトです。Hanascanの特徴を以下にまとめました。

摘発後に名前を変えた悪質な海賊版サイト

Hanascanは、以前は「RawQQ.com」という名義で海賊版サイトを運営していました。

しかしサイトが違法アップロードで摘発され、その後「Hanascan」に名前を変えました。

海賊版サイトのなかにはHanascanのように、サイト閉鎖後に名前を変えて運営を再開するところも多くあります。

やっている内容は違法コピーで変わらないので、名前を変えても海賊版サイトは犯罪です。

海賊版漫画を読むためにダウンロードが必要

Hanascanで違法アップロードの漫画を読むには、一度漫画をスマホやPCへダウンロードする必要があります。

ほかの海賊版サイトのようにサイト上での閲覧ができないため、ウィルス感染のリスクがもっとも高い方法で利用しなければいけません。

違法コピーの漫画をダウンロードした結果として、ウィルスに感染するユーザーが多くいました。

海賊版サイトには常にウィルス感染のリスクがついてまわりますが、Hanascanは危険度がとくに高い違法サイトといえます。

Hanascanは漫画村のように各国から通信遮断の対象にはなっていませんでした。

そのため海賊版サイトの運営が続いていましたが、現在は閲覧できなくなっています。URLもつながらないので、サイト自体を閉鎖したと考えていいでしょう。

SakuraManga｜英語表記が多くフィッシング詐欺の危険性もある海賊版サイト

SakuraMangaは英語表記がメインの海賊版サイトです。Sakura Mangaの特徴を以下にまとめました。

外国人が運営している海賊版サイト

Sakura Mangaでは、違法コピーされた漫画のセリフは日本語になっています。

しかしサイトの検索画面や説明文は英語表記が多いため、サイトの運営者は海外の人間ではないかと推測されています。

運営者が外国籍であっても、海賊版サイトの違法性は変わりません。残念ながら海賊版サイトには、海外で運営されているものや、運営者が外国人のサイトも多くあります。

フィッシング詐欺の被害が多い海賊版サイト

SakuraMangaはサイト自体の違法性はもちろん、フィッシング詐欺の広告も頻繁に配信されていました。

広告を誤ってクリックしてしまうとウィルスに感染したり、個人情報が流出したりといった危険があります。

海賊版サイトにはウィルス感染の危険もありますが、Sakura Mangaのようにフィッシング詐欺にあうリスクも高いです。海賊版サイトが原因で、クレジットカードを違法使用された例もあります。

無料で読めることで海賊版サイトは一部で人気ですが、デメリットのほうが多いことを理解しておきましょう。

SakuraMangaで読める漫画はすべて違法アップロードされているもので、犯罪です。

現在もURLは存在していますが、サイトに入ることができないため、閉鎖したと考えられます。