YouTubeやニコニコ動画を利用しているときに、エンコード設定してみたいと思ったことはありませんか?自分には難しいのではと思っている人におすすめなのが、今回紹介するつんでれんこです。超初心者でもすぐに使い方をマスターできるので、ここではつんでれんこについてくわしく見ていきましょう。
つんでれんこの基本情報
まずはそもそもつんでれんことはどのようなツールなのかについてみていきます。エンコードに関する専門知識をもっていない人でも、簡単に扱えるのが人気の理由です。
つんでれんことは何か?
動画をダウンロードするにあたって、自分のパソコンなどのデバイスで視聴するためには圧縮やファイル形式の変換が必要です。このようなデータを変換することをエンコードと言います。つんでれんこはこの、エンコードのできるツールです。
Windowsソフトに対応しているので、Windowsユーザーは要チェックのツールといえます。
初心者でも簡単に扱えるツールになっているのが人気の理由です。まずエンコードしたい動画ファイルをドラッグ・アンド・ドロップするだけでツールに取り込めます。エンコードの手順についてもいたってシンプルです。
案内されるので、その指示に従って何度か作業するだけであとは自動的にエンコードしてくれます。エンコードの詳しい知識を全く持っていない人でも、すぐに使いこなせるようになるでしょう。
押さえておきたいつんでれんこの特徴
つんでれんこの特徴ですが、幅広いユーザーに対応している点は押さえておいた方がいいです。先ほど紹介したようにエンコードについてまったく知識のない初心者でも簡単な設定でエンコードできます。
一方で複雑な設定にも対応していて、自分好みにカスタマイズすることも可能です。ですから上級者が使用しても満足度は高いでしょう。
エンコードできるフォーマットは固定されています。ですから特定の形式に変換したいといった強いこだわりを持っている人にとっては、自分の思い通りに変換できないジレンマがあるかもしれません。
しかしコンテナはMp4ですし、映像コーデックはH.264、音声コーデックはAACとメジャーな形式に変換できます。普段使いをしている分にはそれほど不満に感じることはないでしょう。
質問に答える形でエンコード作業を進めていく形になります。専門知識がなくても利用できるのですが、この質問内容は保存されないのはちょっと面倒に感じるかもしれません。つまりつんでれんこを使用するたびに、いちから質問に答えないといけません。
「つんでれんこ」と名付けられたのは、この質問にあります。ツンデレ風に質問されるのも特徴の一つです。ツンデレ好きからしてみると、質問されるたびにたまらないでしょう。
どんな人におすすめか?
動画を作ってYouTubeなどにアップしたいけれどもエンコードのやり方がわからないという人はつんでれんこを使ってみるといいでしょう。エンコードの知識ゼロでも利用できるのが、つんでれんこの特色だからです。またエンコードソフトの中には海外製のものも少なくありません。
海外製のソフトの場合、英語表記されているものも多いです。語学力に自信がない人も、つんでれんこはおすすめです。全ての案内が日本語表記されるので、理解力に何の不安もありません。
ほかのソフトでエンコしているけれども、何度やってもうまくいかないという人はいませんか?再生できない、再生できても訪れがひどいといったトラブルに悩まされていませんか?このような人もつんでれんこはおすすめです。
つんでれんこで画質に問題があったといった話は聞かれません。質の高いエンコ動画を制作できます。
つんでれんこを導入してみよう
つんでれんこの基本情報のわかったところで、実際に自分のデバイスに導入してみましょう。つんでれんこのダウンロードとインストール方法について以下にまとめました。
動作環境について
つんでれんこの動作環境を見てみると、Windowsの7/8/10に対応しています。ちなみに32bit/64bitのいずれにも対応しています。つんでれんこはWindowsのためのソフトになります。
ただしMacユーザーのためにつんでれんこMac版とも言えるTDEnc2というソフトも用意しています。こちらをダウンロードするといいでしょう。
CPUやメモリなどのスペックについては特別条件はありません。しかし古いモデルのパソコンの場合、スペックがどうしても低いのでエンコのスピードは遅くなります。もし早くエンコしたければ、最新モデルでハイスペックの機種を準備したほうがいいでしょう。
まずはダウンロード
まずはダウンロードですが、つんでれんこの公式ホームページにアクセスすればできます。つんでれんこはフリーソフトで、無料でいくらでも使用できます。
ホームページhttps://tdenc.com/TDEnc/download/
利用するにあたって何らかの制約もありませんから、気軽に導入できるでしょう。
公式ホームページの「最終版はこちらです」の「こちら」をクリックすると自動的にダウンロードされます。するとZIP形式の圧縮ファイルがダウンロードされるはずです。このファイルを解凍していきます。
インストールする
圧縮ファイルを解凍すると、フォルダの中にいろいろなファイルが収納されているはずです。この中の【ここに動画をD&D】というところをクリックしてください。
するとCUI画面が立ち上がります。いろいろな質問をされますが、全部「y」を入力すれば問題ありません。
途中で「Avisynthがインストールされていないわよ!」というメッセージが出てきます。スクリプト言語の使用できる動画編集ソフトなのですが、インストールされていないのであれば「Enter」と入力してください。
続いて「OK」→「同意する」→「次へ」→「インストール」→「終わり」の順番でインストールできます。Avinynthがインストールされれば、すべての作業は完了です。
つんでれんこの基本的な使い方について解説
つんでれんこのインストールが完了したら、あとはエンコードをするだけです。基本的な使い方について解説しますので、参考にしてみてください。
エンコードしたい動画をドロップする
つんでれんこでエンコードする方法は、基本的に【ここに動画をD&D】にエンコードしたい動画をドラッグ・アンド・ドロップするだけです。Dropすると、あとはソフトの方で勝手に対象の動画の解析を進めてくれます。
このように非常に簡単な使い方なので、初心者におすすめというわけです。
質問の詳しさ
次に設定についていろいろと質問してきます。希望通りに選択するだけです。まずは「質問の詳しさはどのくらいが好み?」と聞かれます。すこし・ふつう・おおめの中から一つ選びましょう。
基本的に初めて使用してよくわからないのであれば「すこし」、慣れてきたところで「ふつう」を選べばいいでしょう。
「すこし」が初心者におすすめなのは、質問がシンプルだからです。「YouTube用?それともニコニコ動画よう?」という質問だけです。YouTubeもしくはニコ動のアップロード上限設定を済ませているのであれば「y」、プレミアムアカウントの場合には「n」と入力してください。
「おおめ」は上級者用と思ってください。初心者にはおそらく対処できないでしょう。「おおめ」を選択すると質問数が非常に多くなります。重箱の隅をつつくような感じで根掘り葉掘り聞かれるような感じです。
インターレースやリサイズ、ビットレート、サンプルレートなど細かな設定が必要になります。上級者で動画の質にこだわるのであれば、こちらのモードを選択してもいいでしょう。
質問の多さにびっくりするかもしれません。しかしほかのエンコード用ソフトと比較すると、設定はシンプルです。手軽に動画編集したいと思っている人にもおすすめのツールといえます。
最終確認する
全ての質問に答えると、最終確認のメッセージが表示されます。その内容を確認して、間違ったところはないか確認しましょう。最終確認のメッセージの下に「これでいいのね?」というメッセージが表示されているはずです。
問題なければ「y」と入力すれば、エンコード作業が開始されます。もし間違っているところがある、最初から設定をやり直したいと思ったら「n」を入力してください。
「動画エンコ開始~」のように進捗状況について結構詳しく報告してくれます。ツンデレの割にはこの辺がていねいです。作業が完了すると「完成~」というメッセージが出てきます。「Enterキーを押しなさいよね!」といわれるのでその通りにEnterキーを押しましょう。
動画の確認をする
エンコードされた動画が問題なく再生できるか確認しましょう。先ほどのEnterキーを押すと、対象の動画の入ったフォルダとブラウザが開くはずです。
ブラウザ上でチェックできるので、ソフトを起動する時間を省略できるのもいいです。もし細かくカスタマイズしているのであれば、その設定がきちんと反映されているかも確認してください。
大半の場合、問題なくエンコードできているでしょうし、画質も問題ないはずです。
まとめ
エンコードしたいけれども専門的な知識がないので、ソフトは使いこなせないかもと思っていませんか?しかし今回紹介したつんでれんこは、ただ画面の案内に従って進めるだけで動画が作れてしまいます。しかも簡単な質問に答えるだけなので、超初心者でも利用できます。
ちょっとツンデレなところも見ていて面白いです。上級者用にビットレートなど、細かな設定もできるようなモードも用意されています。エンコードできるフォーマットが一つだけというところは少しネックですが、汎用性の高い形式なのでそれほどハンデにはならないでしょう。
エンコードソフトを探しているのであれば、つんでれんこの導入を検討してみませんか?