DVDFabはDVDコピーを作成する製品としてユーザーに人気があります。ネット上で多くのレビューと使用方法に関する記事を読んだ結果、類似製品の中で最も高い評価を得ているようです。一方、販売価格も類似製品より少し高いです。個人ユーザーだけでなく、プロのDVD制作スタジオにも使用されています。
DVD愛用者としてDVDFabを半年間使用していますが、豊富でパワフルな機能を持つツールと認めざるを得ません。DVD・BDディスク作成やデータ取り扱いのニーズに関して、どのツールを使用すればいいかわからない場合、まずDVDFabに対応機能があるかどうかを確認するのはおすすめです。ほとんどの場合、問題は解決できます。
今回は、DVDFab12の使い方、定番機能に加えて、ネット上で滅多に紹介されていない非常に便利な機能も合わせて少しご紹介します。
DVDFabの新規ユーザーでも、リピーター様でも、DVDFab製品や機能を新しくアンロックする前に、公式ウェブサイトに沿って個々のDVDFab製品とメイン機能を調べられます。
グローバルメニューの各項目はDVDFab製品を表し、それぞれに含まれた下位タイトルは特定機能の紹介ページに対応しています。製品のすべての機能を一括で購入するか、特定の機能だけを購入することもできます。
ディスクを取り扱うユーザーなら、主にグローバルメニューにあるDVDFab12とPasskeyという二製品に注目すればいいと思う。
「DVDFab」はブランド名でもあり製品名でもあり、その名の通り、DVDディスク関連の機能はセールスポイント。それに対して「StreamFab」は、動画配信サービスの録画を巡るプロダクトのようです。
「Passkey」について、DVDFab製品を起動するための認証ツールとして別途で購入する必要があると、僕のように最初に間違ったユーザーが多くいると思いますが、実際には、ディスクの暗号化を解除するための単独ツールです。
DVDFabはPCベースの製品で、WindowsとMacOSの両方で動作します。購入とインストールの手順はこの記事で省略します。ウェブサイトの指示に従えばいいです。
DVDFab 12が起動されると、どの機能がアクティブになったかを示す詳細な機能リストが表示されます。DVDコピーのフリーソフトではないけど、DVDFab 無料でトライアルすることが可能です。DVDFabの無料トライアル期間は30日で、最初に支払い情報を登録する必要はありません。
一、DVDをコピーするDVDFab12の使い方
手順1:ディスクを取り込みDVDFab12で作業モードを選定
まずディスクを光学ドライブに挿入してから、DVDFab12を起動します。ソフトウェアは自動的にディスクの存在を検出し、メインインタフェースにディスクの情報を表示します。
下部のコピーモードボタンをクリックしてDVDなどのディスクをコピーする際には、3つのボタンから選択します。
フルディスク: | ディスク上のすべての情報をコピーする |
メインムービー: | ディスクのメインムービー部分をコピーします(目次やチャプターなどは残しません)。 |
カスタム: | どのコンテンツを残すかをユーザーが決めることができる |
手順2:「出力」オプションを設定
モード選択のあと、「出力」のオプションで出力しようとするファイルのサイズを設定できます。例えば、ここではBD50となっていますが、このままのサイズで出力することもできますし、逆にBD25に変更することもできます。そうすると、ディスクの基本情報を示す場所では、出力サイズがほぼ半分の25G以下になるように抑えられることが分かります。
このオプションを選択すると、元のディスクの内容が全体として圧縮され、25GのBDディスクに収まるようになります。
BD50:BDはディスクの種類がブルーレイディスクであることを示し、50はディスクの容量が50Gであることを指します。同様に、BD25は容量が25Gのブルーレイディスクという意味。
手順3:「出力先」オプションを設定
次に、下部にある出力先のオプションを見ましょう。ドロップダウンメニューをクリックすると、4つのオプションがあります。
ディスクアイコン:現在のディスクの内容が新しいディスクにコピーされる意味です。作業を開始した後、新しいディスクを入れてくださいというプロンプトが表示されたら、元のディスクを取り出して、新しい空のディスクを入れる。
ISOアイコン:ディスクの内容をISOイメージファイルとして書き出す。
フォルダーイメージ:ディスクの内容をパソコン上のファイルとして保存する。
上記のオプションと設定が完了したら、「Start」をクリックします。 今回は、ディスクを読み込んでフォルダとしてパソコンにコピーすることを選んだ。
性能につての感想:プロセス全体は急速で、90分長い45GBのムービーをフォルダとしてパソコンにコピーするのは5分しかかかりません。
出力フォルダにあるファイルを経由してパソコンで映画を見たい場合は、拡張子が「.bdmv」のファイルを探し、BDファイルの再生に対応したプレーヤーで開きましょう。上記の例はブルーレイディスクを例にとりあげたが、DVDディスクの場合も基本的に同じです。
二、DVDFab12でISOや常用ファイルまでDVDをリッピング
リッピングとは、特にディスクの内容をISOイメージファイルにエクスポートすることを指す表現で、より一般的には、ディスクのコンテンツを普通のフォーマットに出力することを指す表現でもあります。ではDVDFab12で、ディスクをISOイメージファイルや他の形式で書き出す方法をそれぞれ見てみましょう。
ケース1:DVDFab12でISOにリッピングする方法
ISOイメージファイルへのリッピングは、上のセクションですでに述べた方法で、改めてまとめます。
上部の「コピー」ボタンをクリックしてモードを選択し、下部の出力先でディスクアイコン付きのISOファイルをタップします。そしてスタートボタンをクリックする。
それに加え、「クローン/ライティング」というモードの使用をおすすめします。名称の通り、このモードには2つの目的があります。
- ファイルやフォルダ、画像ファイルなどをDVDなどのディスクにコピー・書き込みすること。
- ソースディスクやソースファイルの正確なクローン(コピー)を作ること。
他のモードとは違って、出力の調整や設定はできず、出力は入力ソースとのスペックが基本的に同一です。ただし、クローンを作成するコピーの数は、下部のオプションから選択できます。
リマインダー:クローン/ライティングモードで、DVDディスクをソースとして入力すると、出力はブランクディスク又はISOのいずれにしてもいいですが、ISO又はフォルダーファイルをソースとして読み込むと、出力先はディスクでなければなりません。
また、同じBDディスクをISO出力してパソコンにコピーするのに5分もかかりませんでした。
ケース2:ファイルにリッピングするDVDFab12の使い方
ディスクを他の一般的なフォーマットにエクスポートする必要がある場合は、上部をクリックして「リッピング」に切り替えます。
リッピングに切り替えると、同じように、ソフトが自動的にディスクから主要な情報を読み取ってメイン画面に表示してくれます。
「出力」オプションでは、出力動画のフォーマット、品質とサイズ、またはどのチャプター情報を出力するかは設定できます。
通常、デフォルトのオプションとしてDVDFabは自動的にメインチャプターを判別できます。これは非常に便利な機能です。また、チャプターボタンをタップすることで、書き出したいチャプターをカスタマイズ可能です。なお、出力しようとするダブと字幕の言語も選択でき、外部から字幕を追加することも可能です。
最後に、下部の出力先を設定して、プロセスをスタートしよう。
三、コンテンツをDVDに書きこんでDVDを作成
書き込みに使用するソースファイルの種類によってここも2つの状況があります。
書き込みファイルは直接にディスク記録すれば使用可能:例えば、ISOディスクのイメージファイル、他のディスクのコンテンツをPC上のフォルダに直接エクスポートすることができます。
書き込みファイルは直接にDVDディスクに取り込めば使用不可:例えば、MP4、MKVなど、PCで直接クロックアップできるが、DVDディスクには適していない。この場合、DVDはUSBメモリーのようなストレージ媒体となります。
ケース1:「DVDコピー」の「クローン/書き込み」を使用
最初のケースでは、書き込み可能なディスクを光学ドライブに挿入し、「DVDコピー」の「クローン/書き込み」モードの使用に進みます。ディスクの容量がソースファイルのサイズより大きいことに気を付けてください。
ケース2:「作成」セクションを使用
ケース2では、ソフト上端のメニューで「作成」に切り替えます。その後、書き込み可能なディスクを光学ドライブに挿入してから、通常形式の動画と音声ファイルをメイン画面真ん中にある破線ボックスにドラッグします。
ファイルの基本的な情報が出てくると、設定を始めます。主に次の3つを決めます。
どのディスクに記録するか:モードオプションをクリックすると、ファイルをDVD、Blu-Ray、UHDのどちらに書き込むかを選択。
ムービーメニュー:背景画像やテキストの設定など、DVD再生用のオリジナルのムービーメニューを編集することができます。
ディスクタイプの設定:DVDに書き込む場合、DVD5やDVD9は設定可能です。BDの場合はBD25やBD50のどちらにすることができます。
最後に下部で出力先を設定すれば、ディスクの書き込みを開始できます。
先にパソコンでISOやフォルダとして出力しておけば、あとでディスクに焼き込みたいなら、DVDコピー機能の「クローン/焼き込む」モードを使えばいいです。
四、DVDの暗号化保護に対するDVDFab12の解決法について
DVDFabのようなDVDオーサリングソフトウェアを使用して、市販のディスクまたはDVDレコーダーで作られたディスクの内容を抽出する場合、きっと「ディスクは著作権保護されており、内容が抽出できません」というようプロンプトにあったことがあります。
強いてコピーガードのかかったディスクの暗号を解除してコンテンツを出力させるなら、違法行為となることは間違いありません。 たとえ個人的な使用に限っても、法的には認められません。 そのため、Amazonで販売されているDVDFab製品の中で、ディスクの暗号化保護に対応できる機能はありません。
しかし実際には、DVDFab公式サイトからダウンロードできるソフトウェアは、ディスクの暗号化保護を解除することができます。続いてはは暗号化保護を解除できるDVDFab製品の簡単な説明です。日本国内で下記製品を使用する場合、法律違反のリスクがあるため、自己責任でお使いください。
DVD・BDなどのディスクに含まれた著作権保護、コピーガードの暗号を解除するのは紛れもない法律違反の行為です。リスクを十分に理解するうえで、下に紹介された製品を自己責任で使うのはおすすめです。
1. DVDFab HD Decrypter
DVDFab HD DecrypterはDVDの暗号化保護の対応に特化したツールです。DVDFabの無料ツールであります。RC、CSS、APS、RipGuard、RCE、UOPs、ARcc OS AACS、BD+などの保護を解除できます。
その一方で、看過できない使用制限も2点あります。
- 現時点から数えて1年以上経過したディスクのみに対して保護解除が可能
- DVD、VTSで保護されたDVD、録画DVD、最新のコピーガードには対応していません。
DVDFab HD Decrypterは単独製品ではなく、DVDFab12に統合された機能です。DVDFabの無料ツールとして、別途で購入する必要はありません。DVDFab12ソフトの起動とともに起動され、ディスクを扱う様々な作業の中で自動的に動作します。
2. DVDFab Passkey
PasskeyはDVDFab12と異なるGUIを持つもう一つのDVDFab製品で、コピーガード対策の機能については、DVDFab HD Decrypterが扱えるディスク暗号化の種類と一部重なっています。
Passkeyは主に、録画したデジタルテレビ番組から焼いたディスクに含まれるCPRM保護などのコンテンツや、BDAVフォーマットの映画に含まれる保護を対処することに重点を置いています。
まとめ
以上の紹介を通じて、DVDFab12の主な機能、使用方法、製品の位置づけなどをご理解いただけると思います。
最後に、DVDFabのインターフェースと使用方法を要約してみます。ディスクだけを巡るデータ処理が目的なら、DVDFab12ソフトウェアの「DVDコピー」セクションにある様々な機能モードが十分です。ディスクデータと他のマルチメディアデータの間で変換を行う場合、ソフト内にあるリッピング、変換、作成などの他のセクションを使用する必要があります。
この記事がお役に立てれば幸いです。
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