引っ越しを考えている人必見のサイト「大島てる」。
一度はチェックしたことがある方も多いのではないでしょうか?
でも、地図上にある炎マークの本当の意味を知っていますか?
これを知らずに地図を使ってしまうと、大島てるで事故物件を探していたのに、いざ入居してみたら事故物件だった! なんてことになりかねません。
ここでは、事故物件公示サイト「大島てる」について説明します。
大島てるの事故物件サイトとは?
早速ですが、大島てるさんの事故物件サイトについてご紹介します。
まずは、大島てるさんがなぜこのような事故物件サイトを作ろうかと考えたかというと・・・
不動産業界の隠ぺい体質を変えたいため
このような理由からでした。
冷やかしや野次馬的な気持ちではやっていないって事ですね!!
物件などで自殺、事故、事件、孤独死などが起きると、内部を清掃したり場合によってはリフォームしたりした後、また新たに売却・賃貸物件として市場に出回ることとなります。
こういうことが起きた物件は「心理的瑕疵あり物件」となり、通常の物件とは少し違った形で不動産屋で扱われることになります。
「心理的瑕疵あり物件」というのを簡単に言い換えれば、「気分的に嫌だ」など気持ちの問題を現した不具合を指します。
大島てるさんの事故物件サイトでは、事故物件の場所が炎で表されています。
東京や大阪など大都市はもう炎でおおいつくされていて、これを見るとこんなに事故物件があるのかと驚きを隠せません・・・。
人口が多いほど、事故物件数も多くなるということですね。
その炎をクリックするとの物件名や事故の内容などが表示されます。
- 事故の詳細な内容
- 住所やマンションなどの名称
- 事故が起きた時の日付
また、大島てるさんのサイトは不動産物件の表示だけではなく、事件などがあったホテルや公園なども掲載されているので、自分が住みたい場所の近隣が治安が良いかなどの目安にもなります。
ですので、引っ越しを考えている方には知りたい情報がつまったサイトともいえるでしょう。
逆にいえば、事故物件に興味があって少しでも安く部屋を借りたい方にも参考になるサイトです。
スマホから大島てるが見れない?
PCからサイトにアクセスすると一発目に地図が表示されますが、スマホからだと1ページ目に地図が出てきません。
こんな画面が表示されます。
この場合は赤枠でマークしている住所の部分をどれでもいいのでタップすると地図が表示され、指定の住所地点まで飛びます。
一度、地図上で2本の指をつまむように動かして地図を縮小させ、そこから自分の調べたい地域へと画面を拡大させていけばOK!
大島てるの使い方は?
通常のマップアプリ等と同じで、事故物件かどうか調べたい物件まで地図をピンチして拡大していきます。
該当の建物に炎マークがついていなければとりあえずセーフです。
【使い方①】大島てるのサイトにアクセス
まず使い方は、大島てるのサイトにアクセスしましょう。
大島てるのサイトはこちら
スマホでサイトにアクセスしている場合は、最初の画面で地図が出ません。「大島てる物件」をタップすると地図が表示されるので、そこから地図を開きましょう。
【使い方②】知りたいエリアの住所を検索
続いての使い方は、知りたいエリアの住所を検索しましょう。
「住所を指定して移動」の検索窓に地名や建物名を入力することで、知りたいエリアを検索することができます。
例えば、東京都新宿区の物件を調べたい場合は、「東京都新宿区」検索窓と入力します。すると、新宿区役所本庁舎にピンが刺されるので、そこから地図を操作して事故物件を探すことができます。
他にも「東京駅」や「スカイツリー」など、建物名を入力しても検索することができます。あまり有名な建物でない場合は、検索しても出てこない可能性があるので注意しましょう。
【使い方③】炎のマークをタップ
続いての使い方は、炎のマークをタップします。
炎のマークは事故物件情報が投稿されている場所ということです。炎のマークをタップすると、事故物件情報を確認することができます。
広い範囲で地図を見ている場合、近くにある炎がまとまって大きな炎で表示されることがあります。大きな炎の真下に事故物件がある訳ではないので、きちんと地図を拡大してからチェックしましょう。
事故物件などやばい物件を見分ける方法は?
大島てるを見て、自分の住んでいる物件やこれから物件を契約しようとしている人など、本当に事故物件なのか気になるという人もいるでしょう。
事故物件などのやばい物件を見分ける方法は、物件の情報欄に告知事項ありの記載・近隣の物件と比べて家賃が安い・マンション名やアパート名が変わっている・不自然なリフォーム・近隣の口コミや事故物件紹介サイトでチェックといった方法があります。
それぞれの方法を、解説していきます。
物件の情報欄に告知事項ありの記載
まずは、物件の情報欄に告知事項ありの記載があるということです。
SUUMOやアットホームで物件を見ていると、下の欄に「告知事項あり」の記載がある場合があります。「告知事項あり」の場合は、自殺・事故死・他殺の可能性があります。
とはいえ、自殺・事故死・他殺があったとしても、「告知事項あり」の記載がされていない場合もあります。その可能性も考慮して、実際に物件を案内してくれる不動産屋に事故物件の確認をしっかりしましょう。
近隣の物件と比べて家賃が安い
続いて、近隣の物件と比べても家賃が安いということです。
明らかに安そうな物件であれば気にしなくて大丈夫ですが、近隣の似たような物件と比べて明らかに家賃が安い場合は要注意です。
近隣の似たような物件と比べて、明らかに家賃が安いのはなにかしら原因がある可能性があります。似たような物件に比べて家賃が安いとお得だと思ってしまいますが、必ず契約する前に不動産屋に事故物件の確認をしっかりしましょう。
マンション名やアパート名が変わっている
続いて、マンション名やアパート名が変わっているということです。
なぜマンション名やアパート名が変わっていると気を付けないといけないかというと、実際に事件や事故があった場合、ニュースなどでマンション名やアパート名が広く知られてしまうからです。
事件や事故があったマンションやアパートに住みたくないという人が多いので、マンション名・アパート名を変えることで事件や事故が起こったことを分かりにくくするという方法はよくされています。
そのため、マンション名・アパート名が変わっている場合は不動産屋に事故物件の確認をしっかりとしましょう。
不自然なリフォーム
続いて、不自然なリフォームがあるということです。
例えば床や畳が他の部屋と比べて新しいと感じたり、他の部屋は古いのにお風呂場だけ新しくなっていたりしていた場合、事故物件の可能性が考えられます。
全体的にリフォームされていたらリニューアルの可能性がありますが、不自然に1部屋だけリフォームされていたりお風呂場だけリフォームされていた場合は、事故物件を疑った方がいいでしょう。
インターネットで部屋の画像を見ても分からない場合もあるため、実際に内見をして不自然なリフォームはないかチェックしましょう。不自然なリフォームがある場合は、不動産屋に事故物件の確認をしっかりとしましょう。
近隣の口コミや事故物件紹介サイトでチェック
続いて、近隣の口コミや事故物件紹介サイトでチェックするということです。
まず、事件や事故があった場合は、近隣の人が意外とよく知っているケースもあります。特に昔から住んでいる人の場合、ネットには載っていないような事件や事故を知っている場合もあるので、近隣の口コミは要注意です。
また、大島てるのような事故物件紹介サイトで事故物件なのか探るというのも、いい方法です。信憑性に欠ける情報もありますが、もちろん本当の情報であることもあります。
なので、近隣の口コミや事故物件紹介サイトも要注意です。
告知されないで事故物件に住んでしまった場合はどうする?
事故物件と告知されないまま住んでしまって、後から実は事故物件だったと判明するケースもあります。
では、告知されないで事故物件に住んでしまった場合はどうすればいいのでしょうか。解説していきます。
契約の解除・損害賠償請求ができる
事故物件と告知されないで事故物件に住んでしまった場合は、契約不適合責任により、契約の解除・損害賠償請求ができます。
事故物件については、いままでは不動産によって事故物件の告知は個別に判断されていましたが、令和3年5月20日から事故物件の取り扱いのガイドラインが発表され、国民の声によって決められます。
今後はガイドラインに沿って、事故物件の告知をするかを決められるでしょう。