ゲーム実況をYouTubeなどのSNSにアップしているYouTuberはパソコンの画面を録画するさまざまなツールを利用し、動画を作成しています。その動画の見やすさやクオリティを左右している重要な決め手は、やはり画面録画ツールだと言えるでしょう。また、ゲームの画面動画を録画することはゲームプレーヤーにとっても非常に便利なツールです。
この記事では大人気のゲームプラットフォーム、steamの録画におすすめの、Xbox Game Bar、iTop Screen Recrdern Wondershare DemoCreator、VideoProc Converterの4つのツールそれぞれのsteamの録画方法を紹介します。
Steamとは
steamとはアメリカのValve Corporationが開発・運営しているパソコンゲームとソフトウェアのダウンロード販売プラットフォームです。世界中の大手ゲームメーカーが作っている作品から、個性的なインディーゲームまで、バラエティ豊富な数々のタイトルがあります。
steamのゲームを録画することができれば、ゲーム実況動画を作ることができますし、後で見返すことで自分のプレイの向上に活かすことができます。
Steamのゲーム画面を高品質に、しかもゲームのプレイに影響なく録画したい、とお考えの方には非常に耳寄りな情報となっていますので、ぜひ最後までご覧になっていただけたらと思います。
steamの録画ができるおすすめのツール4選
ここからはsteamの録画ができるおすすめのツールをパソコンの標準搭載機能とソフトウェアから紹介します。
Xbox Game Bar
Windows10に標準搭載されている画面録画機能です。最長の録画時間は4時間で、画質や音声も設定可能です。Windows10でプレイしているゲームの様子など、起動している画面を録画できる機能ですが、デスクトップの画面やエクスプローラーは録画できません。そのため、デスクトップの画面やエクスプローラーが起動していると録画できないので気をつけましょう。対応している動画のファイル形式はMP4です。
Xbox Game Barでsteam録画をする方法を説明します。
Xbox Game Barでsteam録画をする前に、Windows側で設定が必要です。
まず、Windows10の「設定」から「ゲーム」をクリックし、 X box Game Barが選ばれていることを確認して下さい。もし選ばれていなければ「オフ」を「オン」に切り替えて下さい。
録画した動画の保存先や、バックグラウンド録画をするかどうか、など各種設定をする場合は「キャプチャ」から行います。
X box Game Barを「Windows」+「G」で起動します。
次に、最前面にSteamのゲーム画面を表示させ、X box Game Barの「キャプチャ」の中にある「○」をクリックすることで録画が始まります。もしこのボタンがクリックできない場合、デスクトップやエクスプローラーがアクティブになっている可能性もあります。その場合はSteamを再度最前面に出し、もう一度X box Game Barを「Windows」+「G」で起動して下さい。
録画を停止するときは停止ボタンをクリックしましょう。
録画を開始および停止するときは「Win」+「Alt」+「R」を押すことでも可能です。
録画された動画は、「PC」の「ビデオ」内の「キャプチャ」に保存されます。ファイル名はウィンドウの名前が自動的に付きます。
もし、Steamの録音ができない場合は設定が必要です。
X box Game Barを起動し、設定をクリックします。設定はメニューバーの歯車アイコンから行えます。
キャプチャ中を選択し、すべてにチェックを入れます。右上の「×」をクリックすると設定画面が終了します。
アプリごとに音声の設定をする場合は、まず、ウィジェットメニューを選択し、音声をクリックしましょう。
そして、バランスのつまみを調節しましょう。
iTop Screen Recorder
オンライン会議やパソコンゲームなどを録画したり、ゲーム実況動画やチュートリアル動画を作成したりするのに便利なWindows用のフリーソフトウェアです。デスクトップやアプリケーションの画面の録画、または指定した領域の録画、さらにはWebカメラの映像の録画も、すべて音声付きで簡単に行えます。
また、録画中のスクリーンショット撮影、動画の最初と最後のカット、スピーカからの音声とマイクの録音、マウスの操作の録画、タスクトレイへの常駐も可能です。そこに加え、録画時間がわかるツールバーの画面表示、ホットキーでの録画開始と終了、一時停止と再開、スクリーンショット撮影、YouTubeやInstagram、FacebookなどのSNSへの投稿も可能です。 さらに、日本語化も可能です。対応している動画のファイル形式はMP4、AVI、FLV、MKV、MOV、TS、GIF。音声ファイルの形式はMP3、AAC、AC3、FLAC、WMAV2です。なお、スクリーンショット時に対応する画像ファイル形式は、JPG、PNG、BMPです。
iTop Screen Recorderでsteam録画をする方法を説明します。
まず、公式サイトにアクセスし、iTop Screen Recorderをダウンロードします。ダウンロードしたインストーラー、itop-screen-recorder-setup.exeをダブルクリックして下さい。後は指示通りに進めばインスールできます。
SteamとiTop Screen Recorderを起動し、録画する範囲をSteamのゲーム画面に設定します。必要に合わせてスピーカーやマイク、マウスやWebカメラの設定も可能です。収録設定では収録された動画の保存の場所、出力するファイル形式も変えられます。
赤丸の「REC」を押すと録画が始まりますのでゲームをプレイすればそれがそのまま録画されます。録画を止める場合は「F9」キーか右下の保存をクリックします。一時停止は「F10」、スクリーンショットは「F10」キーをクリックして実行します。
Wondershare DemoCreator
パソコンの画面をフルスクリーンでの録画だけでなく、Webカメラの映像録画、解像度や範囲を指定しての画面録画も可能なソフトウェアです。音声の録音はPCからの音声だけでなく、マイク音声やWebカメラの録音もできます。
Wondershare DemoCreatorでsteam録画をする方法を説明します。
まず、Wondershare DemoCreatorを公式ページからダウンロード します。ダウンロードしたset-up.zipを解凍、インストーラーを開き、インストールします。
Wondershare DemoCreatorを起動し、「キャプチャモード」に入ります。 Steamの環境に合わせ、「フルスクリーン」または「カスタマイズ」に設定してください。高画質での録画を希望するなら「フレームレート」を120fpsまで上げると良いでしょう。
設定が完了したら画面上の赤い丸ボタンをクリックするか、もしくは「F10」キーを押して録画を始めて下さい。録画停止は一度画面上の赤い丸ボタンをクリックするか、もしくは「F10」キーを押すと実行できます。
録画できた動画を保存するには画面上の「エクスポート」をクリック、「ビデオをエクスポートする」に移ります。
「ビットレート」と「フレームレート」の数値を上げると、動画を高品質で保存できますが変換には時間がかかります。
設定がすべて完了したら、「エクスポート」をクリックし、録画を保存して下さい。
VideoProc Converter
パソコンの画面録画のほか、動画編集と変換、DVDのコピー、動画のダウンロード、音楽のダウンロード、音声の変換など7つの機能がこれ1つで可能になるソフトウェアです。
パソコンでゲームをスムーズにプレイするためにはCPUとGPUの高い処理能力が必要になります。Steamのゲームを画質を保ちつつしかも途切れることなく収録しながらプレイするためにはこのVideoProc Converterのような高性能ソフトを使用することでパソコンへの負荷を大きく軽減することができるのです。
VideoProc ConverterはHD、2K、4K、8Kなどに高精度の画質に対応しています。長い時間Steamのプレイを収録しても音がズレたりコマ落ちしたりすることもなく、きれいな画像でゲームを録画することができます。音声はゲームの音声とマイク音声の両方を録音できます。さらにはプレーヤーの様子をカメラで録画しながら画面録画ができるPIP(ピクチャインピクチャ)や、録画と同時に動画に線描や図形、文字や矢印などを簡単に加えられる機能も搭載し、録画範囲の設定もできます。
VideoProc Converterでsteam録画をする方法を説明します。
まず、VideoProc Converterの公式ページにアクセスし、VideoProc Converterをインストールします。インストールできたら立ち上げ、メイン画面から録画(REC)ボタンをクリックします。
録画画面で上部の「画面録画」をクリックし、右下の赤丸の「REC」を押すとSteamの録画が始まります。録画する範囲を決める場合は画面の左下、青い「クロップ」から、マウスで範囲選択し、「√」を押すと範囲指定が完了します。また、スピーカーとマイクのアイコン脇からパソコンのシステム内の音声とマイクの音声どちらを収録するか決められます。
録画の終了は「Ctrl」+「R」を押すか、または画面右下のSTOPを押すかSteamのゲームを終えると実行できます。
VideoProc Converterは「ハードウェアアクセラレーションエンジン」が搭載されています。ハードウェアアクセラレーション、別名、GPUアクセラレーションはCPUへの負担を軽減しながらオンラインゲームなどの画質及び音質の劣化を最大限に防ぎ、しかも高い圧縮率と高速で作業を行うためのさまざまな技術のことをさします。
VideoProc Converterはこの技術を生かし、高品質な画質と音質を保ったまま録画を行いながらもゲームの動きには問題を与えません。また、スペックの低いパソコンでも動画をスムーズに処理します。
VideoProc Converteでハードウェアアクセラレーションエンジンの設定方法を説明します。
まず、画面上部、右の歯車アイコンから設定に入り、「一般」をクリックし、ハードウェアアクセラレーションエンジンよりオプションを押します。
利用するタスクにチェックし、OKを押します。ハードウェアアクセラレーションエンジンに設定するとSteamゲームを収録する際にはよりスムーズ、そしてハイクオリティな録画が可能になります。
さらに、「設定」内の「録画」に入ると、録画の詳細な設定ができます。
「録画品質」では無損失を設定すると画質の劣化無し、高品質なら高画質・高音質の録画ができます。
「録画フォーマット」からはMP4、FLV、MOV、MKV、TSの5つの動画ファイル形式から目的に合わせた形式が選択できます。
「オーディオレベル」では右にスライドすることで音質が上がります。
「録画中でマウスを表示する」では動画の録画中にマウスのカーソルのウオ機も一緒に記録します。
「録画中でマウスクリックを表示する」を選択すると録画している時のマウスがクリックをするとブルーのサークルとして記録されます。
「録画中でキーボードを表示する」を選択すると、録画中はキーボード、マウスの操作が収録画面の左上に記録されます。
「秒読みを表示する」を選択すると5秒のカウントダウンののちに録画をスタートさせることができます。
まとめ
steamの録画におすすめの、Xbox Game Bar、iTop Screen Recrdern Wondershare DemoCreator、VideoProc Converterの4つのツールそれぞれのsteamの録画方法を紹介しました。ゲーム録画や実況に役立てて頂ければと思います。